レビュー作品:『課長バカ一代』

1996年から2000年にかけて講談社の「ミスターマガジン」に掲載されたギャグ漫画「課長バカ一代」。後に人気となる「魁!!クロマティ高校」の作者でもある野中英次の作品。家電メーカー「松芝電機」の社員で、課長補佐代理心得の肩書きを持つ主人公「八神和彦」とその部下たちが織りなす痛快ギャグコメディー。詳細レビューをご確認ください。

レビューしてくれた方

ペンネーム:ほそ さん

レビュー作品詳細

・作者:野中英次
・出版社:講談社/ミスターマガジン
・発売巻数:1−7巻 (完結済)

マンガのストーリー展開のサマリー&感想

家電メーカー「松芝電機」の社員、課長補佐代理心得という中途半端で謎の肩書をもつ主人公【八神和彦】と上司、部下、同僚たちとの滑稽なドタバタ劇をテーマにしたギャグ漫画です。
作者の野中英次は週刊少年マガジンで連載されていたギャグマンガ、「魁!!クロマティ高校」の作者でもあり、クロマティ高校の出演陣をそのままサラリーマンにしたかのような濃いキャラクターがたくさん出てきます。

課長バカ一代では中間管理職のサラリーマンの何でもない日常を、独特の視点から面白おかしく描写しています。
ところどころ弘兼憲史氏の有名漫画、「課長島耕作」とリンクする内容になっているので、課長島耕作シリーズを知っているほうがより楽しめるでしょう。
といっても部分的に少しモチーフにしているだけなので「あ、似たようなシーンが島耕作にあったな」程度ですので知らなくても特に問題はありません。

サラリーマン【八神】の周辺で起こるシュールな日常(課長になったのに椅子が安っぽくて嫌だとか)とそれに振り回される仲間たちのドタバタは誰しもが一度経験したり考えたりすることばかり。その都度飛び出す名言(迷言?)には毎回クスリと笑わさせられます。

ストーリー性も薄く、四コマ漫画の延長のようなテイストですが、一話読み切りタイプが多く、難しかったり嫌味さは一切なく読んだ後には爽快感すら覚えます。
ギャグマンガにありがちな下品さなどは一切なく、子供でも安心して楽しむことができる内容です。

このマンガのおすすめポイント

・課長島耕作とところどころリンクしているので、島耕作シリーズを読んでいた人のほうがより楽しめるでしょう。
・JIS規格は伊達じゃない!などシュールなコメントは秀逸です。
・一話読み切りが多いですが、続いている内容も時々あるので、できれば最初から続けて読んだほうがおもしろいです。

このマンガの気になる点

好きな人は好きかもしれませんが、ハマらない人はハマらないと思います。