レビュー作品:『焼きたて!!ジャぱん』

2001年から2007年まで週刊少年サンデーに連載され、2003年には小学館漫画賞少年向け部門も受賞した橋口たかし作の料理漫画『焼きたて!!ジャぱん』。テレビアニメ化もされた人気作品。パンの魅力に魅せられた少年【東 和馬】が、プロのパン職人として理想のパン「ジャぱん」を追究する姿を描いている。詳細レビューをご確認ください。

レビューしてくれた方

ペンネーム:andercool さん

レビュー作品詳細

・作者:橋口たかし
・出版社: 小学館/週刊少年サンデー
・発売巻数:1−26巻 (完結済)

マンガのストーリー展開のサマリー&感想

パンが大好きな少年が、パン職人になり自分の中の理想である『ジャぱん』という日本オリジナルのパンを追求していく物語。

主人公【東 和馬】は、幼少の頃、姉の【東 稲穂】に連れられて行ったパン屋St.Pierreの店主から、「日本人にとっての『ごはん』より美味い日本独自のパン『ジャぱん』を創りたい」という夢を聞かされ、その想いに感動し、自分も自分の力で『ジャぱん』を生み出すことを目標とし、独学でパンづくりを覚えていった。
中学卒業後、【和馬】は、大手ベーカリー・チェーンの「パンタジア」の採用試験を受け、南東京支店に勤務し、寂れた支店を盛り上げながら、パン作りのスキルを高め、『ジャぱん』を目指していく・・・。

焼きたて!!ジャぱん1

この作品を初めて読んだ時のインパクトは忘れられないです。
理想のパンを求めて、いろいろ試行錯誤しながらパンを作っていくのですが、それだけ聞いたら真面目な漫画なのかなと思いますが、実際はギャグのオンパレードでまたその描き方が上手いんです。
パロディ要素満載で、笑えるネタが沢山出てくるので、もう笑いっぱなしでした。まさに少年漫画ならではの世界観だと思います。

そして個性的なキャラクター達もこの漫画の特徴です。
【パン屋の店長】は見るからに松田優作さんをモチーフにしたなとか、【河内】という同僚はその名前の通り関西人でこれまた面白くて、ヒロインでもある【月乃】はこれ本当にヒロインなのかという扱いで描かれているところも面白いのですよ。

またライバルキャラ達もたくさん出てくるのですが、これもまたいい味を出したキャラだらけでよくここまで考えたなと思いますし、各キャラのバックグラウンドもしっかりと描いているので好感が持てます。

そしてただのギャグだけではなくて、このマンガの主題であるパン作りにおいても、ライバルたちとのパン作りの勝負で、材料を限定してパンを作るなどのお題に対して、登場人物たちが頭を悩ませながらもしっかりと計算をして、美味しいパンを作るために努力をするシーンは、胸を打たれるものがあります。

ただそこはこの漫画一筋縄ではいかないところで作られたパンを食べる審査員などが登場するのですが、その食べた時のリアクションがとてつもないのですよ。そこがある意味。この漫画の最大の見せ場でもあると思います。本当に美味しいパンを食べたら、自分もあんなリアクション取るのかなと思わせてくれるほどに強烈なリアクションは見てのお楽しみです。

このマンガのおすすめポイント

・個性的で魅力的なキャラクター達が織りなすこの作品独特の世界観がたまらなく面白いですし、パンを食べた後のリアクションは必見です。

・ギャグ要素は多いですが、パンを作りそれを食べた人が幸せになってくれたらという主人公の思いも伝わってくる作品です。

このマンガの気になる点

この漫画独特のギャグやパロディーが個人的にどう感じるかなと言うのが心配な点でもあり、途中までは非常に面白いのですが最後のほうは何かパンの漫画と言うよりバトル漫画みたいなネタ切れ感があったのでそこも気になる点です。

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