アーサーGARAGE表紙

 

レビュー作品:『アーサーGARAGE』

2002年から2005年にかけて『週刊ヤングマガジン』にて連載された中古車ディーラーをテーマにした漫画「アーサーGARAGE」。2006年から2010年には続編「熱血中古屋魂!! アーサーGARAGE」が連載されました。北九州市にガレージを構える中古車ディーラーの社長アーサーが、周りの人の協力や邪魔を受けながらも会社を大きくするために奮闘するストーリー。詳細レビューをご確認ください。
 

レビューしてくれた方

ペンネーム:ほそ
 

レビュー作品詳細

・作者:たーしー
・出版社:講談社/週刊ヤングマガジン
・発売巻数:1−5巻 (完結済)
  続編)熱血中古屋魂!! アーサーGARAGE 1−15巻 (完結済)
 

マンガのストーリー展開のサマリー&感想

アーサーGARAGEシリーズは中古車ディーラーを題材にした出来事をモチーフにした人間ドラマです。

熱血で涙もろく、すぐに情にながされてしまう商売下手なヤンキー上がりの九州男児【原田朝男】ことアーサーが、自身の立ち上げた中古車販売会社を大きくするべく、唯一の従業員【チハル】やその他大勢の仲間達とともに日々奮闘します。お金がないので中古車屋なのに在庫をお店に置けなかったり、同業者のライバルに営業の邪魔をされたり、信頼していた仲間に裏切られたり、毎回トラブル続きです。

アーサーGARAGE1

 
この漫画では私たちがあまり知ることのない中古車業界の仕入れから販売までの詳しい仕組みや、盗難車の海外への輸出などのグレーな部分などがわかりやすくかつ臨場感豊かに説明されており、車好きならばその内容にはまってしまう事間違いなしです。
 
登場してくる車もレクサスGSやベンツ、ランドクルーザーといった高級車から、ダブルXセリカやスカイラインジャパン、旧グロリアといったマニア垂涎の旧車、キューブやデリカといったなんてことない平凡な車まで様々。

車好きなら自分が知っている車、好きな車がたくさん出てくるので思わずうれしくなってしまうことでしょう。
漫画のストーリー性も豊かで、訳あって生き別れた妻と娘との心温まる物語だったり、自分の判断ミスでかつての後輩を事故死させてしまい罪の意識にさいなまれて生きてきた整備士の話、がんに侵され余命わずかの仲間との最後の思い出作りのためにみんなでツーリングに出かける話など、思わずキャラクターに感情移入して切なくなってしまうしっかりとしたストーリーが展開されています。

 

このマンガのおすすめポイント

・一般人ではなかなか知ることのできない中古車業界に関するあらゆる知識を知ることができる事。
例えば在庫がなくても中古車販売はできること、販売価格と仕入れ価格(業販価格)は相当かけ離れている事など。
 
・たくさんの個性豊かな登場人物が複雑に絡まりあって織りなすストーリーと思わず切なくなってしまう人間ドラマ。
 

このマンガの気になる点

登場人物が熱血でなおかつ車の話ばかりなので、車に興味のない方や女性にはとっつきにくい内容かもしれません。