まんが道1

 

レビュー作品:『まんが道』

藤子不二雄Ⓐ氏の自伝的漫画作品で、漫画家を目指す2人の少年の成長を描いた長編青春漫画「まんが道」。掲載紙を変えながら43年の長期にわたり連載が続き、2013年に完結した。誰もが引き込まれる日本漫画の金字塔。詳細レビューをご確認ください。

レビューしてくれた方

ペンネーム:FT1990N さん

レビュー作品詳細

・作者:藤子不二雄Ⓐ
・出版社:秋田書店/少年画報社/中央公論新社/小学館
・発売巻数:1−25巻 (完結済)

マンガのストーリー展開のサマリー&感想

マンガ界の大御所の藤子不二雄Ⓐ氏の自伝的な漫画です。

藤子不二雄Ⓐ氏は【満賀道雄】、藤子F不二雄氏は【才野茂】という名前で登場します。物語は【満賀】と【才野】が小学校で出会うところから始まり、漫画家を目指す二人が高卒後プロの漫画家として活躍するようになるまでが描かれています。

まんが道

私は藤子F不二雄さんという漫画家さんがお気に入りでした。ドラえもんは幼いころから毎週見ていましたし、中学の頃には小遣いをためてドラえもんの漫画を全巻揃えたこともあります。大学の頃には「藤子F不二雄大全集」を買いました。

その藤子F氏の小学校時代からの友人であり、共通のペンネームで漫画家として長年活動していたのが、本作の作者の藤子不二雄Ⓐ氏です。作者は長年の友人でもあったF氏のことを漫画家として尊敬しており、そのことは本作のF氏がモデルの登場人物の「才野茂」という名前にも表れています。「才能の茂るが如く」というのが、作者からみたF氏という人物のイメージであったようです。

漫画ではありますが、物語は7割の事実と3割の創作で構成されているそうで、作者とF氏以外の漫画家は実名で登場します。主人公二人が師と仰いだ手塚治虫をはじめ、寺田ヒロオ、鈴木伸一、石ノ森章太郎といった日本の漫画界の大御所の若いころの姿を知ることができます。

本作は主人公のコンビが力を合わせて漫画家になる夢をかなえるという立志伝的な漫画です。夢が実現するタイプのハッピーエンドが好きな人にはお勧めできるマンガです。

このマンガのおすすめポイント

藤子F不二雄という漫画家がどのようにして誕生したか、また戦後の日本の漫画業界がどのように発展してきたのかわかる貴重な作品です。
日本の漫画に興味のある人は読んでおくべき作品です。主人公二人の長年続いた友情の物語でもあります。

このマンガの気になる点

絵柄が現在の漫画とは異なります。今風の漫画に慣れた人は違和感を感じるかもしれません。