じゅういちぶんのいち

レビュー作品:『じゅういちぶんのいち』

2010年からジャンプSQ19、ジャンプスクエアで連載が開始されたサッカー漫画「じゅういちぶんのいち」。中学卒業と共にサッカーを辞めた主人公の安藤ソラが幼馴染の若宮四季と再開し、サッカーへの熱い気持ちを取り戻す青春ストーリー。サッカーだけではく、ソラを巡る様々な人間模様もこのマンガの特徴です。詳細レビューをご確認ください。

レビューしてくれた方

ペンネーム:andercoolさん

レビュー作品詳細

・作者:中村尚儁
・出版社:集英社/ジャンプSQ19、ジャンプスクエア
・発売巻数:1-9巻(完結済)

 

マンガのストーリー展開のサマリー&感想

一度はサッカーをあきらめた主人公【安藤ソラ】が女子日本代表【若宮四季】との出会いををきっかけに、またサッカーを始めて夢に突き進んでいく。周りの人の人間模様も描いている感動的な青春ストーリー。

 
この作品はサッカーを題材としていますが、サッカーを軸にそれに携わっている人たちの人生を描いている作品でもあるので、サッカーに詳しくない人でも十分楽しめる作品です。
 
私はサッカー好きなので、細かいところまで分かったので、余計に楽しく読むことができました。
 
まず第一話で、幼馴染の【若宮四季】との再会からグイグイ引き込まれていきます。

じゅういちぶんのいち1

そのことが【安藤ソラ】がサッカーをもう一度始めるきっかけになるのですが、冒頭から想像もしない、物凄い展開なのでストーリーに引き込まれます。
ああいう描き方されるとどうしても先が気になり読んじゃいますよ。
 
そして【安藤ソラ】は高校に進み、初めは自分一人でサッカー部員を集めていくのですが、進学校だった為、周囲からはバカにされなかなかメンバーが集まりません。でも、彼の熱意に胸を打たれ、徐々に部員が集まってきます。サッカーの話だけではなく、周囲の人との対話部分や人間模様を多く描いているのがこの作品の魅力の一つだと思います。

特にサッカー部のマネージャーの【篠森 仁菜】は、親から「勉強が疎かになるから、マネージャーの仕事を止めて」と言われ、マネージャーを辞めるかどうか悩むのだけど、自分の気持ちに嘘はつけなくて、しっかりと言葉で親に自分自身の気持ちを伝えるシーンは胸を打ちます。【仁菜】の親も過去に駅伝部のキャプテンで頑張っていたけど、大会で途中棄権した過去があり、社会人になってもなかなか頑張りが認められなくて苦労したという思いから、娘にはそんな状況にはなって欲しくないという親心で勉強しなさいと言っていたことが分かり、涙を誘います。。

最後、【安藤ソラ】はプロになり、【若宮四季】の思いを引き継ぎながら、海外のプロチームに入るのですが、そこでオーナーに嫌われて、ろくに試合に出れない状況が続きます。そんな状況でも腐らず、頑張り抜き、自分の夢でもあるCLというクラブチームの最高峰の大会に出場するというところまできます。

このマンガのおすすめポイント

人間模様が主に描かれているので、サッカーが苦手でも楽しくそして感動的な話も多いので読んでいてそこは特におススメのポイントです。
一つ一つの話の展開が繋がっていく部分もあるので、続きが読みたくなるというところもポイントかなと思います。

このマンガの気になる点

若干心配な点としては最初から最後のところまで、続きものなところがあるので、1巻だけを見てもこのマンガの良さはあまり伝わらないと思うので、この作品は全巻一気に読んでもらいたいなと思います。