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    サブ_ホーキング博士

    サブ_ジェーン

    サブ

    映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    第八回目にご紹介する映画は『博士と彼女のセオリー』。天才物理学者ホーキングの実話を元にしたヒューマン・ラブストーリー。ホーキングを演じるのは、『レ・ミゼラブル』のエディ・レッドメイン。今年度のアカデミー賞主演男優賞の最有力候補にあげられている注目の俳優。

    一方、妻ジェーンを演じるフェリシティ・ジョーンズ(『アメイジング・スパイダーマン2』)もアカデミー賞の有力候補だ。監督は、ビルの谷間を綱渡りする大道芸人にスポットを当てた『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したジェームズ・マーシュ。

    今年度のアカデミー賞最有力候補にあげられている話題作を観た巻来巧士の心ぴく度は?

    【STORY】
    ふたりの出会いは1963年。スティーヴンがケンブリッジ大学の大学院に在籍している時だった。彼は詩を学ぶジェーンの聡明さに、ジェーンは彼の夢見がちなグレーの瞳とユーモアのセンスに惹かれ、たちまち恋におちる。だが、直後にスティーヴンは運動ニューロン疾患と診断され、余命2年の宣告を受ける。それでも彼と共に生きると決めたジェーンは、力を合わせて病気と闘う道を選択する。

     そんなふたりの結婚生活は、残された時間を2年から5年に、5年から10年に、10年から20年に延ばすための絶え間ない努力の日々となる。ジェーンに励まされて研究に打ち込み、学者としてのステイタスを築いていくスティーヴン。心身両面で夫をサポートしながら、ふたりの生き甲斐となる子育てにも奮闘するジェーン。自分たちに与えられた時間がどれほど貴重なものかを知るふたりは、歳月を重ねるごとに増す試練に、強固な愛の力で立ち向かっていく。

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    第8回「功士の心ぴく(心臓がぴくぴくするほど感動した?)映画コラム」は『博士と彼女のセオリー』です。

    またまた、実話物です。今年のアカデミー賞受賞、候補作は特に多い気がします。本作は、理論物理学者で有名なスティーヴン・ホーキング博士の妻、ジェーンが書いた原作を基に作られた映画です。最も身近にいた夫人の原作なので、よくある偉人伝にはなっていません。もちろん、そんな映画は面白いわけありませんが、おそらく我が国で作ったらソノモノのつまらない映画になる事でしょう。

    この映画はその逆をいく映画です。天才ホーキング博士がALS(筋萎縮性側策硬化症)を患いながらも、研究成果により栄光を手に入れてゆく、なんて映画を見たい人もいると思いますが、良い意味で裏切られた結果、傑作と呼ぶに値する素晴らしい映画になっていました。ホーキング博士役のエディ・レッドメインがアカデミー主演男優賞受賞の、納得の演技を披露しています。妻、ジェーン役のフェリシティ・ジョーンズの女を匂わせる(?)演技も負けないぐらい素晴らしいです。主要な全ての俳優が、眼差しで語るという高度な演技合戦を見事にモノにしています。

    後半、ホーキング博士は、ALSの為に、身体を動かす事も喋ることも出来なくなってしまい、感情を表す時は微かな表情の変化になります。ホーキング博士役のエディ・レッドメインが奇跡的演技で表情に現すと、妻役のフェリシティ・ジョーンズがその表情を受けて、やはり微かな表情で答えます。そして妻が頼りにする、ジョナサン役のチャーリー・コックスとの熱い眼差しの交換。また、ホーキング博士と、身の回りを世話する女性との感情の交換。見事な演技の手本のような演出に溢れています。見なきゃ損だと言い切ってよいでしょう。

    そして、この映画は天才の波乱万丈な半生を、女性の目線で赤裸々に語られている所が秀逸です。つまり、男性が大好きな名誉とか権威をテーマにせず、全ての人々の恋愛関係、夫婦関係に通じる普遍的な感情を描き切っているのです。だからこそ、全ての大人に共感を与える傑作に仕上っていました。

    ただし、大人限定です。この映画で描かれた繊細な男女関係を深く理解できるのは、やはり我が国では、残念ながら経験豊かな大人しかいないでしょうから(単純な思考しか出来ない、幼稚化した大人にもお薦めしません)。その証拠に、私の隣で見ていた女子高校生は「長くて眠くなった」など呟いていました。私が高校生の頃に見ても絶対に傑作だと思えるこの映画を見て、そんな事を呟いてしまうとは・・・。そんな感情が湧きあがって来る位に、よく出来た繊細なラブストーリーになっています。

    私は、中盤の身につまされる描写に心揺さぶられ、ラスト全てが許される演出に心の底から感動しました。感涙必死です。つまらない泣かせ映画などにはなっていません。どうしようもない人間の性(サガ)、だからこそ素晴らしい人間というモノを力強く描いています。

    観終わって、勇気が湧く素晴らしい傑作です。なるべく、予備知識なしに観てください。絶対に感動する事をお約束します。しかし、今年のアカデミー賞、受賞、候補作にはハズレがありません。素晴らしく深く人間を描いた傑作ばかりです。監督は、本国アメリカ人は言うに及ばず、イギリス人、メキシコ人、他、と多様です。このことがあらゆる価値観で人間を見つめる素晴らしく面白い映画が誕生する原動力になっているのでしょう。うらやましい限りです。それに引き換え、我が国の、テレビドラマファンに向けて作られたとしか思えない映画の数々は・・・。世界レベルの映画との距離は、かけ離れてゆくばかりです。

    1980年代までの素晴らしい邦画、世界の映画監督の手本になった邦画を取り戻してほしいと思います。日本と海外じゃ価値観が違うから仕方ないと言われる方が居るかもしれませんが、その意見はまったく違います。この「博士と彼女のセオリー」を観終わって最初に思ったのは、脚本家、山田太一の名作テレビドラマ「男達の旅路」でした。その切ない男女関係、繊細なストーリーに似通ったものを感じ、私が高校生の頃見たこの名作を思い出したのです。それ位、深い普遍的な人間ドラマが、多数我が国にも存在しました。時代性など関係なく、世界に共通する普遍的な名作が・・。そんな事まで思い起こさせてくれる、人間ドラマの傑作です。

    全ての大人(大人の思考で物事を考えられる若者)にお薦めの名作です。是非ご覧ください。『博士と彼女のセオリー』の心ぴく度95点です。

    『博士と彼女のセオリー』

    [CAST]
    エディ・レッドメイン(スティーヴン・ホーキング)
    フェリシティ・ジョーンズ(ジェーン・ホーキング)
    チャーリー・コックス(ジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ)
    エミリー・ワトソン(ベリル・ワイルド)
    サイモン・マクバーニー(フランク・ホーキング)
    デヴィッド・シューリス(デニス・シアマ)

    [STAFF]
    ジェームズ・マーシュ(監督)
    ティム・ビーヴァン&エリック・フェルナー(製作)
    リサ・ブルース(製作)
    アンソニー・マクカーテン(製作・脚本)
    ジェーン・ホーキング(原作)

    [配給]
    東宝東和 

    [オフィシャルサイト]
    http://hakase.link/

    3月13日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー

    ゾルゲ市蔵-プロフィール画像

    【巻来功士]

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。


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    m0000000773_sub2[1]映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    第七回目にご紹介する映画は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。主演男優賞(ベネディクト・カンバーバッチ)、助演女優賞(キーラ・ナイトレイ)の他、作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞、美術賞、作曲賞のアカデミー賞(R)8部門ノミネート。その他にもトロント国際映画祭で観客賞受賞、第72回ゴールデン・グローブ賞に5部門ノミネートされるなど話題の新作映画です。

    果たして注目の作品を観た巻来巧士の心ぴく度は?

    【STORY】
    第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>。世界の運命は、解読不可能と言われた暗号に挑んだ、一人の天才数学者アラン・チューリングに託された。英国政府が50年以上隠し続けた、一人の天才の真実の物語。時代に翻弄された男の秘密と数奇な人生とは――?!

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    第7回「心ぴく(心臓がぴくぴくするほど感動した?)映画コラム」今回の映画は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。ナチスドイツの暗号機エニグマに挑んだ、英国の天才数学者アラン・チューリングの実話を基にした映画です。

    エニグマの暗号解読に集められた天才たち、その中でも異能の輝きを放つ実在の主人公アランに、べネディクト・カンバーバッチが最高の演技で命を与えています。原題、イミテーション・ゲーム。それが、この物語の全てを現しています。自分の内に宿るもの(?)を偽物だと信じて疑わない天才数学者、主人公アラン。男女の愛が偽物でも、友情がそれに代わりえると断じる、クロスワードパズルの天才ジョン・クラーク女史。全てを偽物(嘘)だと断じる事から国防の最善の道を探し出す、MI6(英情報部)の実力者スチュアート・ミングス。その他の登場人物も嘘(偽物)を重ねながら、厳しい戦時下を生き抜こうと懸命にもがきます。その嘘(イミテーション)が、人間の生きる力を体現してゆく後半は特に素晴らしい盛り上がりを見せます。国家そのもの、英国自体が、戦後50年間もこの事実を国民に隠さなければならなかったという大きな偽り(イミテーション)にも帰結する脚本は、見事としか言いようがありません。

    その中で、一番ちっぽけな偽りを時代というものによって厳しく糾弾されたのが、主人公の(紛れもなく第2次世界大戦で多くの人の命を救った英雄)アラン・チューリングだったとは・・・。深すぎる人間の業、宿命を描き切ったそのストーリーに、何度溜息が出たか分かりません。戦争物の過酷さ、スパイ物の謎解きの面白さ、人間ドラマの繊細さ、その全てを見事に盛り込み、奇跡的傑作に仕上がっていました。時代に翻弄された、真の英雄、アランが後半、刑事に語る「・・・この話を聞けば、(自分が)機械か、人間かが、分かる・・・」その重すぎる言葉に身震いするほど、感動を覚えました。

    この物語が語るように、新しい時代を作ってきたのは、常に時代に愛されようとした異能者であり、しかし結局時代に愛されるのは、リアジュウである凡人だけだと言う事が良く分かります。結局、時代を先取るが故に天才たちは、常に現状に居心地の悪さを感じてしまうのです。それが、天才(異能者)の宿命だという事も饒舌に語られています。つまり、アランは異能者であるがゆえに(1400万という人を救った真の英雄で全ての人に尊敬されるべき人物なのに)、時代は、絶えず凡人には理解できない考え方をするという理由だけで、異能者を隠し除外し葬り、凡人が歴史を作った英雄だと偽り、凡人足る庶民の溜飲を下げてきたのだという事実をストレートに観客にぶつけているのです。同時に、どうしようもない人間の宿命というものの残酷さを観客に突きつけます。それにより、ラストの英雄アランの、哀しみ、切なさが、ダイレクトに私の心に突き刺さり、涙が溢れて仕方ありませんでした。名作です。必ずもう一度映画館で鑑賞しようと思います。

    アメリカ・イギリス映画界の底知れぬ実力を目の当たりにさせられる驚愕の完成度の映画です。果たして、25年前までは映画の先進国だった我が国が、こんな完成度の映画を今、作る事が出来るのか・・・答えは残念ながらNOだと言わざるを得ません。しかし、絶望する必要はありません。真摯にこの名作に学べばよいのですから。黒澤・小津・今村・深作が居ない今、この名作に学んで、今こそ本物の大人の鑑賞に足る名作を生みだす時が来たのだと思います。今こそが、そのタイム・リミットなのです。そうでないと、本当に世界に冠たる日本映画は消えうせてしまうと思います。

    そんな、映画の教科書足りえる、深くて、広くて、切ない、人間そのものを描いた名作映画です。是非ご覧ください。私的、今年暫定ナンバー1の映画です。全ての人に観てほしい、映画という芸術品です。

    功士的心ぴく度、限りなく100点に近い96点です。

    『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
    出演:ベネディクト・カンバーバッチ「SHERLOCK」『スター・トレック イントゥ・ダークネス』、キーラ・ナイトレイ『アンナ・カレーニナ』、マシュー・グード『イノセント・ガーデン』、マーク・ストロング『裏切りのサーカス』
    監督:モルテン・ティルドゥム  脚本:グラハム・ムーア   
    サウンドトラック:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
    配給:ギャガ (C) 2014 BBP IMITATION, LLC
    The Imitation Game/2014年/米英合作/115分/シネスコ/5.1chデジタル/カラー/字幕翻訳:松浦美奈
    オフィシャルサイト:Imitationgame.gaga.ne.jp

    3月13日(金) TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー

    ゾルゲ市蔵-プロフィール画像

    【巻来功士]

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。


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    映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    第六回目にご紹介する映画は『アメリカン・スナイパー』。本年度アカデミー賞6部門ノミネート(作品賞・主演男優賞含む)、あの『アバター』を超えて2015年最高のオープニング成績を記録、全米興行ランキング3週連続NO.1を獲得、クリント・イーストウッド監督作品史上最大ヒットにして最高傑作。伝説のスナイパーの半生を描く衝撃の実話の映画化作品です。

    日本公開2日間(2/21&2/22)では、3億3200万円を突破し週末興行ランキング1位獲得。注目の作品を観た巻来巧士の心ぴく度は?

    【STORY】
    舞台は9.11以降のイラク戦争。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリスが命じられた任務は「どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。その狙撃の精度で多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”の異名を轟かせるほどになる。しかし、彼の腕前は敵の知るところとなり、“悪魔”と恐れられ、その首には18万ドルの賞金を掛けられ、反乱兵たちの標的となってしまう。一方、クリスの無事を願い続ける家族。平穏な家族との生活と想像を絶する極限状況の戦地…過酷なイラク遠征は4回。愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく、彼を戦場に向かわせ、度重なる戦地への遠征は、クリスの心を序々に蝕んでいくのだった…。息つく暇もない極限の緊迫感で誰もの心を打ち抜く、伝説的スナイパーの半生を描いた衝撃の実話。世界を震わせる真実のドラマが幕を開ける――。

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    第6回「功士の心ぴく(心臓がぴくぴくするほど感動した?)映画コラム」は巨匠クリント・イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』です!イラク戦争で160人の敵を撃ち殺したネイビー・シールズのスナイパー、クリス・カイルの自伝を基に作られた映画です。

    いきなりイラク人の母子をライフルで狙う場面から始まります。素晴らしく緊張感に満ちた演出で、瞬時に心をわし掴みにされました。そこから、なぜクリスがこの場にいる事になったのか?経緯が語られてゆきます。その後、再びイラクの場面に戻ってからの、怒濤の戦闘シーンの連続。作戦の合間に本土に帰還し、また戦場に舞い戻り、人間を狙撃し続けるカイル。この繰り返しの演出は、戦場を日常として捉えなければ生きてゆけない兵士の精神状態に、観客を共感させてゆきます。そして徐々に観客も、カイルが戦場にいる場面より、アメリカ本土に帰って、家族と共に休息している風景に不安を感じるようになってゆくのです。

    こんな演出なので、フラットな状態で本作品を鑑賞できれば大丈夫ですが、ある種の思い込みで見る観客(通常のミリタリーアクションでカタルシスを得たいと思った観客の方など・・)は、居心地が悪くなってゆくのは当然の事。つまり、イーストウッド監督は、PTSD(神経外傷後ストレス障害)の症例を丁寧に描く事によって、戦争の現実全体を描こうとしているのですから。

    戦争の本質、マッチョイズムと正義という御題目が平然と語られ始めた時に戦争(人殺し)が正当化(国家としても個人としても)されるのだという事を・・。その結果、精神が崩壊した兵士が帰還し、アメリカ本土そのものが不安定になるという事実をも突きつけます。しかし、そんな状態のアメリカだからこそ、現在、本作のような深く人間を見つめる素晴らしい映画が量産され始めているという皮肉な現実があります。まるで、ベトナム戦争の傷から、人の生き様を深く見つめるアメリカン・ニューシネマが生まれたように。そういう意味でも、この映画は、まさにアメリカン・ニューシネマの落とし子、いや、そのものだと言って過言ではありません。

    アメリカン・ニューシネマは、60~70年代、明らかにベトナム戦争の影響下で発生してきた、新しい映画の波でした。そこに、描かれたテーマは、戦い(戦争)に正義も悪もない、どんな状況であるにせよ他人の命を奪ったものは、それなりの代償を払う事になる。簡単にいえば全てそういう内容でした。どの作品も皆スッキリしません。それは当然です。アメリカン・ニューシネマは、カタルシスを描くよりも社会(問題)を描く事に力点を置いた作品群なのですから。その波を、幼いころから受け続けた私は、その目線の映画が大好物になりました。アクション映画は、ヒーロー物より社会派物(「ローリングサンダー」「ドッグソルジャー」etc.)やノワール物(「グッドフェローズ」「スカーフェイス」etc.)。そういう意味でも、この「アメリカン・スナイパー」は涎が出るほど好きな作品です。

    主人公カイルは、敵を殺すたびに少しずつ精神が崩壊していきます。それをなんとか止める為に罪悪感を消そうと、敵を「野蛮人」と決めつけます。決めつけないと彼らを殺している自分を正当化できないからです。それは、どの時代の戦争でも起こっていた真実です。敵を人と見ない事により、人を殺すことに専念することが出来る。それが、戦争の実態だとこの映画は語ります。そんなカイルの目線で描かれている為に、敵兵にはキャラクターがほとんど与えられていません。

    戦争PTSDのほとんどの患者は、戦場では正気に戻り、平和な故郷で錯乱する傾向にあります。戦場では味方、敵、そのどちらかにハッキリと色分けされた関係が、単純な世界なのですが、平和な故郷では、味方、敵と色分けできるのは少数で、ほとんどが赤の他人です。その全てが、油断していると後ろから刺してくるかもしれない敵に思えてくるのです。

    後半の戦場のシーン、西部劇「リオ・ブラボー」を想像させる要塞攻防戦の描写に我々は心躍ります。事実カイルの心は躍っているのです。大戦闘シーンの中、敵スナイパーとの一騎打ちは、まさにアクション映画の真骨頂です。その後、故郷に帰った後の主人公の色あせ具合の徹底した描写。監督が狙った落差演出は見事に成功しています!観客のため息、その虚無感こそ監督が観客に体験させたかった戦争そのものなのですから。もしも続編が作られることになればアメリカン・ニューシネマの名作(「ソルジャーボーイ」「ローリングサンダー」「タクシードライバー」etc.)のようなストーリーになるのは明らかです(決して、セガール映画のようにはなりません)。全てPISDを描いた映画です。

    主人公カイルが、いずれそれらの映画の主人公達と同じ運命を辿る事になるであろうと思えてしまう事が、この映画が、社会派戦争映画の傑作であるという事を示しています。撮影中に、ある悲劇が起こってしまい、脚本の修正が成されたという事もあり、ラストのシーンが長過ぎたという指摘は納得する所もあるのですが、それでも直、今見るべき映画だという事には変わりありません。なにせ、その悲劇そのものが戦争PTSDによるものですから・・。事実として、戦場を経験した兵士の4人に一人は、重度なPTSDを発症しているといわれています。軽度な患者はどれだけいるのか想像もつきません。それが戦争の現実なのです。この映画を見て、物足りなさを感じた人、つまらないと感じた人は、もう一度、どこに、なぜそう感じたか、再考してみてください。そこが戦争の恐ろしさ、虚しさ、そして楽しさ(愚かしさ)を描いている場面なのですから。

    ラストのエンドロールはその事を、観客に提示している素晴らしい演出です。皆さん是非ご覧ください。いまでこそ日本人全てが見るべき映画だと思います。超お薦めの、反戦映画の傑作です。

    『アメリカン・スナイパー』の心ぴく度、85点です!

    『アメリカン・スナイパー』
    出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラージェイク・マクドーマン、ルーク・グライムス、ナヴィド・ネガーバン、キーア・オドネル
    監督:クリント・イーストウッド  脚本:ジェイソン・ホール
    プロデューサー:クリント・イーストウッド、ロバート・ロレンツ、アンドリュー・ラザー、ブラッドリー・クーパー、ピーター・モーガン
    原作:「ネイビー・シールズ 最強の狙撃手」クリス・カイル、スコット・マクイーウェン、ジム・デフェリス著(原書房刊)
    2014年 アメリカ映画/2015年 日本公開作品/原題:AMERICAN SNIPER/映倫区分:R15+/配給:ワーナー・ブラザース映画
    © 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

    『アメリカン・スナイパー』大ヒット上映中!
    オフィシャルサイト: http://www.americansniper.jp

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    【巻来功士]

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。


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    映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    第五回目にご紹介する映画は『フォックスキャッチャー』。監督は、これまで『カポーティ』(05)『マネーボール』(11)で実在の人物と事件を丹念に描いてきたベネット・ミラー。2014 年カンヌ国際映画祭で見事監督賞を受賞し、先日発表されたアカデミー賞最大の前哨戦と言われる第72回ゴールデン・グローブ賞においては作品・主演男優・助演男優の3部門にノミネート。本作同様に実話を基にした作品がひしめく中、ついに発表された第87回アカデミー賞では主要4部門(監督、主演男優、助演男優、脚本)を含む全5部門にノミネートされました。世界中が注目する第87回アカデミー賞授賞式は日本時間 2 月 23 日(月)米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催されます。
    アカデミー賞も注目の作品を観た巻来巧士の心ぴく度は?

    【STORY】
    レスリングのオリンピック金メダリストでありながら経済的に苦しい生活を送るマーク。ある日、デュポン財閥御曹司ジョン・デュポンからソウル・オリンピック金メダル獲得を目指したレスリングチーム“フォックスキャッチャー”の結成に誘われる。名声、孤独、隠された欠乏感を埋め合うように惹き付け合うマークとデュポンだったが2人関係は徐々にその風向きを変えていく。さらにマークの兄、金メダリストのデイヴがチームに参加することで三者は誰もが予測しなかった結末へと駆り立てられていく。

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    第5回「心ぴく(心臓ぴくぴく)映画コラム」は『フォックスキャッチャー』。
    1996年、アメリカ3大財閥の1つと言われるデュポン家の御曹司が、後援していたレスリングの金メダリストを射殺したという実話の映画化です。

    見ている間、終始襲ってくる居心地の悪さを感じていました。それは、普遍的な男の弱さを、鋭い演出で突きつけられてくる居心地の悪さでした。筋肉で武装しているレスリング五輪金メダリストの兄弟。弟マークは、極貧だった幼少期の生活に戻るかもしれないという不安と闘いながら、無心で練習を続けています。平常心では打ち消せない、金メダルを取るという偉業でしか消す事が出来ない、ある意味底なしの弱さを持っているからともいえます。その、必死に打ち込んでいる姿、つまり、もがく苦しむ様がリアルに映し出されます。その弱さに共感するために、居心地が悪くなるのです。

    兄、デイブにその弱さは一見、見えません。しかし家族に良い生活を与えてやる為に、大富豪デュポン家専属のレスリングコーチを引き受け、その後すぐにデュポンから不穏な空気を感じ取っても、資金面などの豊富なその場所から動こうとしない、ある意味、犬と化した弱さが見て取れます。そして、デュポン自身も弱さが服を着て歩いているような存在です。ただ、母に認めてもらいたいだけの幼児みたいに、レスリング施設を作り上げ、金メダリスト選手を金で掻き集め、一定の成果を出すものの、振り向いてくれない母を見て、絶望してしまうのです。屋敷の中や周にいる屈強なボディ―ガードや警官達も、この脆弱な大富豪に尻尾を振る犬のように、弱く頼りない。そんな男の弱さのオンパレードの居心地の悪さは、相当なものがありました。

    この主要三人の生き方、考え方、そして弱さに共感できない男はいないはずですから、居心地が悪く、終始緊張感に満ちているのです。そこまで男の本質を描いた映画なので、見たくない自分を見せられて拒否反応を持ち、まったく受け入れられない人がいるかもしれません。近年、我が国の映画も言論も、辛い真実と向き合うよりも自分に都合が良い妄想に逃げる方が楽、という事を通り越して正しい、というような文化になっているからです。そのような観客が増えた今、素の自分と向き合うようなこの映画は鬼門かもしれません。だからこそ、是非見てください、人間の多面性を理解し、愚かな大きな声に惑わされない為にも・・

    「カポーティ」「マネーボール」という硬質な傑作を連発しているベネット・ミラー監督だけに、人間の光と闇を描いた期待に違わぬ傑作になっていました。音楽を極力排除した静質な画面ゆえに、俳優達の眉の動き1つまでも、ダイレクトにこちらに伝わってくるような、緊張感に満ちた空気が全体を支配しています。

    メダリスト兄弟を演じるチャニング・テイタムとマーク・ラファロが見事です。弟役のチャニング・テイタムは、まるで求道者のようにレスリングに打ち込む姿を、ほとんどの場面を無口に、そして不満そうに演じた表情の演技は素晴らしいです。兄役のラファロも、温かく弟を支えようとする愛情にあふれた演技が絶品でした。兄弟の練習風景も、息ずかいとマットの擦れる音、二人の表情に焦点が合わされ、誤魔化す事が出来ない演技合戦を見せられ、幸福な緊張感に包まれます。そして、デュポン役のスティーブ・カレル。まさか、あのコメディー映画の傑作「40歳の童貞男」の主人公が、特殊メイクでまったく別の個性となって演じているとは!鑑賞している間、まったく気付きませんでした。登場した瞬間、孤独に満ちた大富豪の不吉なオーラが画面全体を支配する名演は迫力に満ちたものでした。

    男ばかりの中で、もっとも暗いオーラを発散しているのがデュポンの母親を演じているヴァネッサ・レッドグレイヴです。絶えず息子を全否定している老婆の演技は、本当に恐ろしいものがありました。この映画の人間関係は下手なホラー映画より怖い!ラストの、突然の悲劇のシーンに至るまでの静かな緊張感とその後の虚無感。劇的に盛り上げないだけに、現実と地続きの怖さが溢れています。

    この数年、邦画は犯罪を基にした実話の映画化が全くありません。当然、こんな硬質で素晴らしい演出の映画はありません。そんな硬質な映画をまったく見た事がなく、過剰な演出(テレビドラマのような)の映画を見慣れている人たちには、かなり違和感がある映画になっているかもしれませんが、これが世界レベルの演出だと受け入れて貰えれば楽しめると思います。そんな、実話映画の傑作です。お薦めです。

    『フォックスキヤッチャ―』の心ぴく度90点です。



    『フォックスキャッチャー』
    監督: ベネット・ミラー 『マネーボール』、『カポーティ』
    脚本:E・マックス・フライ、ダン・ファターマン
    出演:スティーヴ・カレル『リトル・ミス・サンシャイン』、チャニング・テイタム『マジック・マイク』、マーク・ラファロ『アベンジャーズ』、シエナ・ミラー『ファクトリー・ガール』
    2014年/アメリカ/135分/カラー/英語/アメリカン・ビスタ/5.1ch PG-12
    提供:KADOKAWA、ロングライド 配給:ロングライド 宣伝:クラシック
    © MMXIV FAIR HILL LLC-ALL RIGHTS RESERVED.
    HP:www.foxcatcher-movie.jp

    2015年2月14日より、新宿ピカデリーほか全国公開中

    ※巻来巧士『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』ゲストトーク開催、渋谷アップリンク http://manga-style.jp/news/detail/2015021901

    ゾルゲ市蔵-プロフィール画像

    【巻来功士]

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。


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    メイン

    映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    連載四回目は『メカニック』『エクスペンダブルズ2』をメガヒットに導いたアクションスター、ジェイソン・ステイサムと、サイモン・ウェスト監督コンビの最新作『WILD CARD/ワイルドカード』。ジョーカー(切り札)が切られた瞬間から息もつかせぬスリリングな展開で、驚愕のクライマックスまでノンストップで突っ走るハイグレード・クライムアクション。話題の最新映画を観た巻来功士の心ぴく度は?

    【ストーリー】 凄腕用心棒VSラスベガス最凶マフィア
    ラスベガスの裏社会で用心棒を生業とする元エリート兵士のニック(ジェイソン・ステイサム)。ある日、何者かに酷い暴行を受け瀕死の重傷を負った元恋人から、正体を突き止めて復讐してほしいとの依頼が舞い込む。ラスベガスの表も裏社会も熟知しているニックは、すぐさま犯人を見つけ出し、瞬く間に依頼を完遂させる。しかし、犯人の背後には、強大な権力でラスベガスを掌握する凶悪マフィアの存在が…窮地に追い込まれたニックの命を懸けた戦いが今始まる―!

    ワイルドカード
    第4回「功士の心ぴく(心臓ぴくぴく)映画コラム」は誰が何と言おうと、紛れもないハードボイルド映画の傑作『WILD CARD/ワイルドカード』です! ジェイソン・ステイサム主演、サイモン・ウェスト監督が。とうとう自己ベストの映画を作り上げてしましました。 上映時間90分!まるで、上質の短編ハードボイルド小説を読み終えたような至福の時間を味わえる作品です。

    主人公は元軍人で、ラスベガスの用心棒ニック。快楽都市ラスベガスとステイサムの相性が抜群です。普通にマフィアが生活し、コールガールが跋扈してもまったく違和感が無い街。そこで、些細なことからトラブルに巻き込まれる用心棒ニック、まさにアメリカンハードボイルドの定石を踏んだ見事な展開です。 私が苦手な、アクションシーンばかりの映画「トランスポ~」のような漫画的展開はほとんどなく、心に傷を持つ凄腕の主人公が、厄介事に巻き込まれ、自分の将来に悶々としながら、ギャンブルにのめり込み、マフィアと一戦交える様はまさに、男!どうしようもない男のサガそのものを描いて共感必死でした。 私が大好きなノワール(暗黒街映画、ギャング映画)感も、全編を覆っていて、出てくる女性が綺麗でタフでカッコいい、女性にも必見の一本だと思います。
     
    なぜ、これまでアクション映画を作り続けてきたステイサム、ウェストコンビが本格的ハードボイルド映画を完成する事が出来たのかと不思議でしたが、脚本家の名前を見て納得しました。名作「明日に向かって撃て」「大統領の陰謀」の脚本家ウィリアム・ゴールドマンの久々の新作だったのです。 だから、というか余談ですが、私が大好きなハードボイルド映画「800万の死にざま」の主人公マット・スカダーが、アルコール依存症という人間臭い弱点を持っていて、それが物語の支柱に成り、より深い人間ドラマを形成していたように、本作のステイサムにも~依存症というものが取り憑き、それに悩むという深い人間性をも描く事に成功していて、私の心(心ぴく)にまで直撃したのだと思います。

    そして、まるで天使(?)のように主人公の周りを浮遊するような若者の存在感、それが元でのラストの凄絶でリアルな殺し合い!素晴らしい演出です。何から何まで見事です。上映館は少ないですが、多くの人達に観て貰いたい、近年にないハードボイルド映画の傑作です。
     
    私の大好きなステイサム映画「ロックストック~」「バンクジョブ」「アドレナリン1・2」の中でもトップクラスで大好きな映画になりました。いわゆるアクション俳優ステイサムのファンよりも、本格ハードボイルドファン。ノワールファン。女性ファンに観て貰いたい傑作です。この主人公ニックが活躍する続編を絶対見たい!脚本はもちろんウィリアム・ゴールドマンで!そう願った超お薦め作です。是非ご覧ください!!

     『ワイルドカード』の心ぴく度90点です!いや、私的には、もっと高いかもしれません!

    出演:ジェイソン・ステイサム、ソフィア・ベルガラ、スタンリー・トゥッチ

    監督:サイモン・ウエスト

    原作・脚本:ウィリアム・ゴールドマン

    アクション監督:コリー・ユン

    プロデューサー:スティーヴ・チャスマン

    PG12
    2014年/アメリカ映画/92分/シネマスコープ/5.1ch/
    原題:WILD CARD/配給:クロックワークス 
    © 2014 SJ Heat Holdings, LLC All Rights Reserved  

    公式サイト wildcard-movie.com

    2015年1月31日(土)新宿バルト9 ほか全国ロードショー!

    ゾルゲ市蔵-プロフィール画像

    【巻来功士]

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。


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    映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    連載第三回目の作品は、「チャーリーとチョコレート工場」、「アリス・イン・ワンダーランド」などファンタジーの傑作を世に送り出し、大ヒットを成し遂げてきたティム・バートン監督の最新作「ビックアイズ」。世界的ヒットメーカーにして不世出のアーティスト、ティム・バートン監督待望の最新作は、アート界を揺るがしたゴースト・ペインターの実話!絵画や造形などアートでも独特の才能を発揮し、唯一無二の世界観でファンを魅了し続けるバートン監督、待望の最新作を観た巻来功士の心ぴく度は?

    【ストーリー】
    内気で口下手なマーガレット・キーン。彼女の描く悲しげな大きな瞳の子供たちの絵は、1960年代に世界中で大ブームを巻き起こした。──ただし、夫のウォルターの絵として──
    富と名声。両方を手にしたふたり。しかし、マーガレットは真実を公表し闘うと決心する。なぜ彼女は、夫の言いなりになったのか?なぜ彼女は、全てを捨てると決めたのか?アート界を揺るがす大スキャンダルの行方は──?

    ビックアイズ

    「第3回 功士の心ぴく(心臓ぴくぴく)映画コラム」は、ティム・バートン監督最新作『ビッグ・アイズ』です。
    なんと、ティム・バートン映画には珍しい実録物です。 しかし、過去に一本だけある実録物「エド・ウッド」(主演ジョニー・デップ)を成功させている監督だけに、その手腕は確かで、とても楽しめました。 主演の2人、エイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツが見事です。 とくに、夫ウォルター役のクリストフ・ヴァルツ(「イングロリアス・バスターズ」「おとなのけんか」)の演技は相変わらず素晴らしく、登場した瞬間に物語全てをさらってゆくほど。

    ストーリーは、50年代~60年代米ポップカルチャーの世界のみならず、全世界で大ブレイクした画家のウォルター・キーン。しかし、その絵全てを描いていたのは、妻のマーガレット・キーンだった。という衝撃の事実を描いたものです。1950年代のアメリカ女性が、レディー・ファーストとうい美辞麗句の元、良い妻、良い母として家庭に縛り付けられていた状況がよくわかる映画にもなっていて、大変興味深く見る事が出来ました。 物語は、そこからの解放を謳っていてとても感動的です。
    ただ1つ欲を言わせてもらえば、夫ウォルターにもう少し人間性を与えて欲しかった。 なぜ、饒舌で、魅力的で、ズル賢い、こんな男が生まれてしまったのか?その内面に、もう少し突っ込んだら、法廷シーンの素晴らしい演技が、ただのギャグとしてしか機能しないという残念なことにはならなかったと思うのですが・・。

    ティム・バートンの初期~中期の名作「エド・ウッド」は元より「ビートル・ジュース」「シザーハンズ」「バットマン」「バットマン リターンズ」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」etc.は全て、異端の哀しみというものがテーマになっていました。だから、心に深く残ったのだと思います。しかし、本作はどうかといえば、その部分が多少弱いと感じました。やはり、より深い映画にする為には夫のウォルターの内面描写が必要不可欠だったと思います。そうすれば、現代版「アマデウス」(天才VS凡人を描いた名作)の域に到達する事ができたのではないかと、と勝手に夢想してしまうのですが・・・。 しかし、とても面白い映画には間違いありません。106分間ダレルことなく、楽しめました。女性の方々や絵画に興味がある人、それに面白い映画を見たいと思っている全ての人々にお薦めの映画です。  

    「ビッグ・アイズ」の心ぴく度、80です。

    監督:ティム・バートン
    音楽:ダニー・エルフマン 『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』
    美術:リック・ハインリクス『フランケン・ウィニー』、『ダーク・シャドウ』
    衣裳:コリーン・アトウッド『アリス・イン・ワンダーランド』、『シザー・ハンズ』
    出演:マーガレット:エイミー・アダムス『アメリカン・ハッスル』、『ザ・マスター』 ウォルター:クリフトフ・ヴァルツ『ジャンゴ 繋がれざる者』、『イングロリアス・バスターズ』

    オフィシャルサイト:http://bigeyes.gaga.ne.jp

    (C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.

    ゾルゲ市蔵-プロフィール画像

    【巻来功士]

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。


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  • CM_キャラポス_モルデカイ[1]ジョニー・デップ主演最新作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』が2015年2月6日(金)より全国公開。
    公開に先駆けて、都内某所でジョニー・デップの来日記者会見が行われる事になり、MangaStyle編集部は映画通の漫画家・巻来功士先生と、タレントの中島友紀さん、若松由莉さんと共に会見の様子をレポートするべく会場へ向かいました。
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    ジョニー・デップの来日は、2013年7月『ローン・レンジャー』以来1年6ヶ月ぶり11度目。

    本作でデップが扮するのは、超ナルシストで、いかにもインチキくさいセレブの“ちょびヒゲ美術商(アートディーラー)”。
    ご自慢のうんちくと“ちょびヒゲ”、そして持前の強運を武器に、伝説の財宝の謎を追い求めて、イギリス・アメリカ・ロシア・香港へと大冒険を繰り広げます。真骨頂とも言える特殊メイク(?)の愛くるしい“ちょびヒゲ”を携えた、海賊、お菓子屋、帽子屋、ヴァンパイアにも勝るとも劣らない最高に魅力的な新キャラクター。

    主演のジョニー・デップは脚本を受け取るよりも前に、原作を読んで惚れ込んでいたというほど。共演には、『アイアンマン』シリーズのグウィネス・パルトロー、『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー、『マジック・マイク』のオリヴィア・マン、『ダ・ヴィンチ・コード』のポール・ベタニー他、実力派俳優陣が集結。ひと癖もふた癖もあるキャラクターを演じます。

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    会見を楽しみにしていたスタッフ面々・・。
    しかし、残念ながら当日の会見はジョニー・デップの体調不良でキャンセルに、残念ながらジョニー・デップを目のあたりにする事は叶いませんでした。世界的スターのジョニー・デップ、体調の回復をお祈りします。

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    デップに会えずに残念がる中島友紀さん(左)と若松由莉さん(右)

    映画は2月6日(金)より全国超拡大ロードショー! スクリーンの中のジョニー・デップに逢いに行きましょう!

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    『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』

    ■原題・英題
    MORTDECAI

    ■公開日
    2015年2月6日

    ■公開情報
    2015年2月6日(金) 全国超拡大ロードショー

    <STORY>
    名画の謎解きは、“ちょびヒゲ”美術商に託された!?
    イギリス・オックスフォードで、ゴヤの幻の名画が何者かに盗まれた。英国諜報機関MI5が捜査を依頼したのは、“ちょびヒゲ”がトレードマークのインチキ美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)。モルデカイは、最強の用心棒ジョック(ポール・ベタニー)と共に、名画を追って華麗なる大冒険へ。
    しかし、その名画には世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていた!いつしかアメリカの大富豪にロシアン・マフィア、国際テロリストに警察を巻き込み、数々の危機にさらされながら世界中を駆けめぐる争奪戦が勃発!
    果たして、モルデカイは財宝にたどり着くことができるのか?幻の名画の行方は―!?財宝の謎が隠された“幻の名画”をめぐる、痛快アクション・アドベンチャー!

    監督:デヴィッド・コープ
    脚本:エリック・アロンソン
    原作:チャーリー・モルデカイ1 英国紳士の名画大作戦 著/キリル・ボンフィリオリ 著/三角和代(角川文庫刊)

    キャスト:ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロー、ユアン・マクレガー、オリヴィア・マン、ジェフ・ゴールドブラム、

     オフィシャルサイト:http://www.mortdecai.jp
    配給:KADOKAWA

    [執筆・撮影 木瀬谷カチエ]

  • ©2014 Jiangsu Omnijoi Movie Co., Ltd. / Boneyard Entertainment China (BEC) Ltd. (Hong Kong). All rights reserved.

    ©2014 Jiangsu Omnijoi Movie Co., Ltd. / Boneyard Entertainment China (BEC) Ltd. (Hong Kong). All rights reserved.

    映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    連載第二回目の作品は、第64回ベルリン国際映画祭にて金熊賞と銀熊賞の2冠に輝いたミステリー作品 『薄氷の殺人』 。1月10日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで絶賛上映中の作品です。話題の作品を観た巻来功士の心ぴく度は?

    [あらすじ]

    1999年の夏、中国の華北地方で起こった連続猟奇殺人。捜査に駆り出された刑事ジャンは、有力な容疑者を拘束したが、思わぬ銃撃戦で容疑者が死亡し事件は迷宮入り。ジャンも被弾して警察を辞した。そして2004年の冬。
    妻にも捨てられ自暴自棄となり、しがない警備員として生計を立てていたジャンは、元同僚から5年前の事件と酷似する猟奇殺人が起きたことを聞き、独自の捜査に乗り出す。奇妙なことに、被害者たちは殺される直前、どちらも5年前の被害者の若く美しい未亡人ウーと親密な仲だった。それは単なる偶然なのか、それともウーは男を破滅に導く悪女なのか。そしてジャンもまた、はからずも“疑惑の女”に心を奪われていく……。

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    第2回「功士の心ぴく(心臓ぴくぴく)映画コラム」は『薄氷の殺人』。
    社会派ミステリー&サスペンス映画です。

    中国の華北地方で起きたバラバラ殺人事件を、ある銃撃事件の為に警察を退職した元刑事が追ってゆくというストーリー。
    背景に描かれる中国社会の今が、リアルに描かれていてとても面白いです。
    まるで、高度経済成長期(60~70年代)の日本そのものに見えて、懐かしくもありました。見ている最中、当時の日本の天才監督、今村昌平の映画を思い出して嬉しくてニヤニヤしまったのも事実です。

    ただ違うのは、当時の日本は声を上げるなどの行動を起こせば、未来は明るくなるという希望がありました。
    しかし、今の中国は(日本も同じですが)、揺るぎようもない格差社会の中、諦めの感情が支配しているように感じました。その世情をあからさまに描かく事によってノワール(暗黒)感を際立たせて、素晴らしい映画的世界観を構築する事に成功しています。

    主人公の元刑事役、リャオ・ファンの面構えが抜群です。そして、情を交わすようになる被害者の妻役グイ・ルンメイの氷のように冷たい顔が、徐々に人間味を取り戻してゆき、ラストに向けて、美しい女の顔に変わってゆく過程も大きな見所です。そして、観覧車のシーン、絶品です。ラストも大きな余韻を残し、傑作の面目躍如です。

    私は、鑑賞後にどれだけ心に残るか、思い出して心(心臓)がザワツクかを、映画の善し悪しの基準にしています。そういう意味でもこの映画は傑作です。
    後に残る余韻、特に切なさが身にしみる名作です。是非ご覧ください。超お薦めです。

    『薄氷の殺人』心ぴく度、95点です!


    【作品情報 】

    タ イ ト ル : 『薄氷の殺人』 原題:白日焔火
    監督・脚本 : ディアオ・イーナン
    出 演 : リャオ・ファン『戦場のレクイエム』 / グイ・ルンメイ『藍色夏恋』 /
    ワン・シュエピン『サイレント・ウォー』
    製 作 年 : 2014年
    製 作 国 : 中国・香港
    上 映 時 間 : 109分

    新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開中!

    [巻来功士】

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。

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  • 映画好きで知られる漫画家・巻来功士。
    「ゴッドサイダー」「メタルK」等週刊少年ジャンプ誌上にて幾多の代表作を生み出してきた彼の仕事場には、これまでに観た数々映画のパンフレットが山のように積まれています。 その巻来功士が最新の映画を観賞し、心臓がピクピクするほど感動及び興奮、または憤慨?した作品”心ぴく映画”を紹介するのが 『功士の心ぴく映画コラム』です。

    記念すべき連載第一回目の作品は現在絶賛上映中のディズニー最新作「ベイマックス」。2014年12月20日の公開日以降大ヒットを記録。 興行通信社が5日に発表した調べによると公開3週目に入った『ベイマックス』は新年最初の1位を獲得、 『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』から首位を奪取し、累計成績は動員326万2,260人、興収41億4,533万9,200円を突破しています。

    果たして、今年初めの話題作を観た巻来功士の心ぴく度は?


    巻来功士版「ベイマックス」?

    巻来功士版「ベイマックス」?

    第一回「ベイマックス」

    全編、ベタすぎるほどベタな展開の、ハリウッド王道ヒーロー映画。しかし、とにかく面白い

    日本版のCMを見て行かれた人は驚かれるとは思いますが、セリフの巧みさと、随所に散りばめられたギャグで、ガッチリ心を掴まれた後に始まる怒濤のアクションシーンの見事さは溜息ものです。

    ディズニー映画なので、癒し系の物語かと思ったら、なんと原作がマーベルコミックなので、「アベンジャーズ」とリンクしているのじゃないかと思えるほど、濃い登場人物の数々は男子心を湧き立たせる事請け合いで、その結果訪れる(ベタな)大感動の結末は、感涙必死です。私も、涙を堪えるのに苦労しました。

    しかし、こんな「友情」「努力」「勝利」の完成されたアニメ作品がアメリカで制作されるとは・・。正直複雑は気持ちです。「友情、努力、勝利」と言えば某、鉄板少年誌で何度も繰り返されるテーマではないですか!それをもう40年続けている我が国が、なぜ、最も得意とするロボットアニメで、全世界の子供の心を、後発のアメリカ映画にガッチリ掴まれてしまうのか!?まったく解せません!・・・といって思いつく事といえば、アメリカ人監督の日本の漫画・アニメに対するリスペクトです。その力が我が国の業界には少し足りないのでは・・。そうでなければ、天才手塚治虫が作りだした傑作漫画の数々や、それを受け継いだ天才漫画家達の原作を忠実に再現した作品のお陰で、すでに漫画・アニメのマーケットはトヨタなどを抜いて、日本が世界最大のものになっているはずなのですから。

    そう考えるのは私だけでしょうか?見ていてそんな悔しさまで覚えてしまう、大傑作ロボットヒーローアニメです。是非ハンカチを用意してご覧ください。超お薦めです!!

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    <巻来功士>

    1958年長崎県佐世保市生まれ。1981年、「少年キング」誌で『ジローハリケーン』でデビュー。 「週刊少年ジャンプ」に発表の舞台を移し、代表作『ゴッドサイダー』を執筆。その後、青年誌を中心に『ザ・グリーンアイズ』『瑠璃子女王の華麗なる日々』『ゴッドサイダーサーガ神魔三国志』など数々の作品を連載。 クラウドファウンディング「FUNDIY」にて『ゴッドサイダー・ニューワールド(新世界)〜 ベルゼバブの憂鬱 〜』の制作 プロジェクトを成功させて現在鋭意執筆中。

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    <作品情報>

    最先端の技術が集う都市サンフランソウキョウに暮らす14歳の天才少年ヒロ。大切な人を失ったヒロと、心優しいケア・ロボットのベイマックス。西洋と東洋が融合すしたような架空の街サンフランソウキョウで繰り広げられるふたりの出会いと冒険の物語。

    『ベイマックス』公式サイト