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おいしいマンガを読者にお届け

いらっしゃいませ。おいしいマンガがきっと見つかる、グルマン亭へようこそ。

当店では名作から新作まで、数千冊あるグルメマンガ(グルマン)から、シチュエーションに合わせてお薦めしたい作品を、給仕長の旨井旬一(うまい・しゅんいち)がご紹介させていただきます。

それでは、今月のメニューはこちら! 

~早起きしてでも食べたい 朝食漫画3選~
・『いつかティファニーで朝食を』(マキヒロチ・新潮社)
・『築地まんぷく回遊記』(おざわゆき・ぶんか社)
・『あさめしまえ』(北駒生・講談社)

連載初回となる第1食目にはスタートの意味も込めて、
「朝食」を主題とした作品を集めました。

『いつかティファニーで朝食を』(マキヒロチ・新潮社)
「ちょっと特別な朝食」なら、『いつかティファニーで朝食を』でしょう。発売中の4巻まで収録の22話は全て、関東、名古屋、大阪の実在する店が登場します。カフェのサンドイッチやホテルのバイキングは想像の範囲内ですが、24時間営業のタイ料理店や韓国料理店など「そんな使い方も良いな」と思う店も紹介され、朝の楽しみが広がります。
物語は「朝から外食や遠出をする」という非日常を描くためか、主役級の女性が4人。1話ごとに交代してストーリーを展開します。生活時間帯が違うメンバーが集まりやすい朝食を通じて折々で交わり、新しい1日へ歩き出すのが大きな流れです。

『築地まんぷく回遊記』(おざわゆき・ぶんか社)
「朝からしっかり食べたい人」人は、東京都中央区の築地界隈の店だけにこだわった、『築地まんぷく回遊記』がお薦めです。築地に通い詰める作者夫妻が案内する作品で、128ページフルカラー。魚介類以外にもパンやそば、カレーと、あらゆる料理を食べまくります。
常連ならではの店主とのやり取りなどから店の雰囲気が伝わるので、敷居が高そうな築地の予習には最適。刺身を酢味噌で和えた「ぬた」が充実している店や、作者が「うますぎて死ぬかと思った」と評するイチゴアイスが出てくるイタリア料理店など、個性だらけの店が満載です。

『あさめしまえ』(北駒生・講談社)
「朝は家でゆっくりしたい」と思うなら、『あさめしまえ』。今回、唯一の「作り手」側を主役にした作品です。舞台は朝ごはんを出す食堂ですが、ほんのひと手間でワンランク上の朝食になる、家でも簡単にできるレシピが出てきます。
あまりにも簡単すぎて、料理好きの人は物足りないレベル。ですが、料理の初心者にはぴったり。例えば「卵黄のしょうゆ漬け」は仕込みから食べるまでの楽しさを味わえるレシピです。ほかにも「ピタパン」や「中華がゆ」といった、我が家の味を追求しだすと止まらなくなるメニューが取り上げられているので、自炊の第一歩には最適かもしれませんね。

それでは今月はこの辺で。
またのご来店を心よりお待ち申し上げております。

[執筆=旨井旬一(マンガナイト)]


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