• このエントリーをはてなブックマークに追加
目標の180万を達成!(8月25日時点)

目標の180万を達成!(8月25日時点)

かつてチャンピオンで連載していたSFバトル漫画「バーサスアース」。

諸事情により本誌での連載が終了した後、なんと原作者の一智和智先生がpixivで続編「バーサスアース・ウォーハンマー」を執筆する、という展開が大きな話題になった。そして現在は最終章の執筆に向け、クラウドファンディングサイト「FUNDIY」でその制作資金を募っている。(※8月25日時点で既に180万円の目標金額は達成)

そんな数奇な運命を辿っている漫画「バーサスアース・ウォーハンマー」の作者・一智和智先生にまんがstyle編集部が話を聞いてみた。


「バーサスアース」は”陣地取りゲーム”のような漫画

本日はよろしくお願い致します。まず一智先生が初めて読んだ漫画を教えて頂けますか?

一智和智先生(以下一智):小さい頃は「キン肉マン」が好きでしたね。あと、車田正美先生が「聖闘士聖矢」の前に描いていた「風魔の小次郎」って漫画も大好きでした。 親父が仕事場からよくジャンプを持ち帰ってくれて、それをよく読んでいましたね。

初めて漫画を投稿したのはいつ頃でしょうか?

一智:中学3年生の頃に初めて投稿しました。それからずっと描き続けていて20歳でデビュー、それ以降は漫画の収入だけで食べてます。

一智先生は漫画家としてデビューされていますが、今回お話をお聞かせ頂く「バーサスアース」では原作を担当されています。この作品が誕生した経緯をお聞かせ頂けますか?

一智:元々は編集担当と2人で作っていました。「バーサスアース」のネームを初めて見せた時、その担当のウケがすごく良かったんです。それで連載に向けて動いてくれたのですが、結局編集長からはボツを喰らってしまい、連載にあたって変更プランを色々と提示されました。ただ、それ案を取り入れると初めに構想していた内容と変わってしまうな、という葛藤があって…。

バーサスアース第一巻

バーサスアース第一巻

どういった案だったのでしょう?

一智:具体的には、主人公のキャラをもっと立たせろ、という指示でした。 「バーサスアース」の主人公はどちらかというとフラットな、不特定多数の人が感情移入できるキャラとして描いていました。 ただ、最近の漫画の主人公って、例えば内向的なキャラであれば、目の前にあるコーヒーを飲むにしても「コーヒーをどうやって飲もうかな、砂糖を4つ入れたらおかしな人だと思われないかな?」というように、些細なことに対しても内面描写を非常に細かく入れる傾向にあるんですよね。逆に外交的なキャラであれば「お前は俺が守る!」と分かりやすく何度も叫ぶ、みたいな。 だけど、序盤にそういうことをたくさんやるとどうしても物語のページ数が多くなってしまって勢いが失われてしまう。僕は担当の編集さんに見せた時のファーストインプレッションを大事にしたいと考えていましたので、そこは変えたくないということで交渉しました。それで最終的に、「絵の上手い新人がいるのでその人を作画にする」ということで、渡辺(義彦)君を紹介されて連載に至りました。

別に作画をつけるということには抵抗はなかった?

一智:そうですね、渡辺君とはウマが合ったのか、僕が盛り上げて欲しい部分は何も言わなくても盛り上げてくれるような感じでした。なので作画については非常に満足しています。

「バーサスアース」を作るにあたってのこだわりはどこでしたか?

一智:僕はバトル漫画って最初に敵を作るべきだと考えているんです。バトル漫画って、どうしても主人公のカッコいい技や武器を最初に考えがちなんですが、その技や武器でやられる敵が絶対にいますよね。その敵を倒すために武器が作られる訳ですから、敵がイメージできていないと武器自体が説得力に欠けると思っていて。それで先に面白い敵を考えようと。「バーサスアース」の敵は、最初から”喋らない””動かない””分かりやすい見た目”ようにしよう、と考えていました。

なるほど!それであの柱の形状になったわけですね。

一智:そうです。要は陣地取りゲームのようなバトル漫画にしたかったんですよ。マス目の陣地上で突然柱が出現したり、それを主人公たちが予測して迎撃するようなね。実際にその展開は序盤で描いていますが、満足できたシーンの1つです。

お話を聞いていると非常に合理的にストーリーを構築されるタイプの気がします。

一智:本来の性格は全く違うんですけどね。だからこそ「どうしてこうなるんだよ」みたいなツッコミを受けないためにも考えてしまうところはあります。

≫連載終了、pixivで復活、そしてクラウドファンディングへ

1 2

関連記事:

関連ニュース

関連まんが