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2014年10月23日から31日までTOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて開催中の「第27回東京国際映画祭」。10月30日にワールドプレミア上映作品として『寄生獣』が初公開された。

監督は『三丁目の夕日』シリーズ、『永遠のゼロ』等の代表作に持つ山崎貴さん、出演は染谷将太さん、橋本愛さん、深津絵里さん、東出昌大さん、浅野忠信さん、北村一輝さんなどの豪華キャストでの実写映画化。1990年から『月刊アフタヌーン』にて連載が開始された岩明均さんによる原作漫画は累計1100万部を超え、高い評価を受けている漫画史に残る名作。多くのファンを持つ漫画作品が連載開始から24年の時を経て待望の実写映画として遂に完成。11月29日からの劇場公開を控え「東京国際映画祭」での特別招待作品としての上映に伴って行われた舞台挨拶をMangaStyle編集部がレポート。

舞台挨拶に登壇したのは、山崎貴監督、泉新一役・染谷将太さん、村野里美役・橋本愛さん、田宮良子役・深津絵里さん、島田秀雄役・東出昌大さん。注目の作品について、それぞれのコメントした。

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山崎貴監督

山崎貴監督

山崎 ) 長い時間をかけて撮影してVFX作業を行って来た作品がようやく皆様にご覧いただけます。
エンターテイメントに徹して作っていますので是非楽しんでいただければと思います。この作品はハリウッドに映画化権があると聞いていて作品の完成を待っていたんですが中々進まなかったとの事で、日本に権利が帰って来るらしいということを聞きつけまして、だったら自分達で迎え入れたいと思って手を挙げてアピールしていたんですが、この度念願叶って有難いことに監督させていただけることになりました。凄く力のある深い原作ですし、実際に監督させていただけることになり期待が重圧に変わりました。
原作は最初はクリーチャーの造詣の面白さに引かれるエンターテイメント作品なんですが、終盤は哲学的になって凄く奥行きのある展開になっていきます。その部分は大切にしたいと思っていました。映画も入口はエンターテイメント作品として観てもらいながら最後には観客の皆様を別の深い世界に連れて行ける様な、観終わった後も面白いと思ってもらえるような作品にしたいという思いで作りました。


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泉新一役・染谷将太さん

染谷 ) こんなに長い期間1つの作品に携わる事は初めてでした。出演のオファーをいただいた時はパラサイト役かなと思っていたのですが、まさか新一役だとは思いもよらなかったので凄く光栄でした。
新一を演じるにあたっては相棒であるパラサイトのミギーはVFXで後から合成されるので実際にはいない相手とので演技に苦労して、監督やスタッフと相談しつつ模索しながら作り上げていきました。


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田宮良子役・深津絵里さん

深津 ) クロージング作品・そしてワールドプレミアという事でいつになく緊張しています。私はオファーを受けて初めて原作漫画を読ませていただいたんですが、あまりに原作が素晴らしく魅せられてしまいました。同時に何故田宮良子役が私なのかなという事もあり、監督に実際にお会いさせていただきお話を伺った際に、原作を深く愛していらっしゃるんだなという事を感じてその監督が私に田宮を演じて欲しいという事でオファーを戴いたのなら是非やらせていただきたいと思いました。
人間ではないキャラクターを演じるにあたっては、”「寄生獣」になりすぎない”ように、嘘臭くならないようにリアルな湿度を感じられるような演技を心がけました。作品を気に入っていただけたら嬉しいです。


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村野里美役・橋本愛さん

橋本 ) 私もお話を戴いてから原作を読ませていただいたんですが凄く面白くてまずファンになる所から始まりました。
演じさせて頂いた里見と新一君との平穏なシーンはこの映画の中では短くて少ないんですが、これまでの二人の関係性だったり何気ない日常を表現する貴重なパーツだと思って意識して演じました。どんどん変化していく新一君と里見の距離感にも演じる上で気をつけました。


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島田秀雄役・東出昌大さん

東出 ) 自分が出ている作品を中々客観的に見れないんですけど、この作品は見終わって「楽しかった」と心の底から思いました。僕は元々原作が大好きでオファーを戴いた時は「是非!」と思ったんですけど、実際演じて見ると感情的な受けも無いし起伏もない役柄で難しかったです。ロケ先のホテルで鏡の前でずっと感情のない笑顔の練習をしていました。(笑) 現場ではパラサイト役の方と御一緒することが多かったんですが、皆さん役に入り込んでいてパラサイトのように無表情でした。深津さんは田宮良子の役に入り込んでいて、怖かったですね(笑)


舞台挨拶途中からスペシャルゲストとして主題歌を担当したBUMP OF CHICKENのメンバー(藤原基央さん、増川弘明さん、直井由文さん、升秀夫さん)が登場。「三丁目の夕日」でも山崎監督作品の主題歌を担当したBUMP OF CHICKEN。本作の主題歌を担当するにあたってコメントを寄せた。

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BUMP OF CHICKEN・藤原基央さん

藤原 ) 原作のファンでもあり、山崎監督のファンでもあるので映画の主題歌のお話を戴いて驚いたんですが、嬉しかったです。

山崎 ) 凄く忙しい所に無理やり知り合い枠でお仕事を依頼しました。(笑) 今回の主題歌「パレード」は主人公新一の煩悶する心情を表しているような疾走感のある楽曲で次回の完結編へ繋がる橋渡しになる気がしました、お願いして良かったです。

藤原 ) ありがとうございます。


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全10巻にわたる原作漫画は、2014年11月29日公開の本作「寄生獣」と2015年4月25日公開の「寄生獣 完結編」の二部作によって構成される。

原作を愛し、VFXでの確かな表現技術を兼ね備えた山崎貴監督にしか作れない”日常と隣り合せの非現実”の映画「寄生獣」の世界。来月の公開日にはぜひ劇場でご覧頂きたい。

 映画『寄生獣』公式サイト :  http://kiseiju.com/

『第27回東京国際映画祭』 : http://2014.tiff-jp.net/ja/


執筆・撮影/木瀬谷カチエ


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