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大物漫画家2名が帯を担当した『妹はアメリカ人!?』作者とは?

「妹はアメリカ人!?」第2巻は絶賛発売中!

「妹はアメリカ人!?」第2巻は絶賛発売中!

今回の赤鮫が行く!!近藤哲也が噛み付いた相手は城谷間間先生!先日発売2巻が発売された『妹はアメリカ人!?』はAmazonなどで一時品切れ状態、comicoでは『第3艦橋より』を連載中と、現在大ブレイク中の城谷先生。以前はとある大物漫画家のアシスタントを務めておられ、『妹は~』1巻の帯にはその方のイラストとコメントが入っていたことでも話題になりました。さて、その大物漫画家とは…?

いきなりですが、なぜ平松伸二先生のアシスタントに?
城谷間間先生(以下、城谷)――実はたまたまだったんですよ(笑) 漫画の専門学校行ってたんですけど、そこで募集していたので行った感じなんです。

平松先生の絵は、城谷先生の絵柄とはまったく異なると思うんですが、それは気になりませんでした?
城谷――もう、レベルが違い過ぎてそんなことは思わなかったと言うか、思えなかったですね。平松先生の絵は凄いじゃないですか。漫画としてもダイナミックだし、それでいて写実的でもあるし。ただ写実的過ぎると嘘くさく見えるとか、細かいテクニックもたくさん教えてもらいました。平松先生には感謝してます。

平松先生のアシスタントを務めて大変な目にあったこととはありますか?
城谷――それがですね…、はじめて仕事に行った日にものすごいSMなのを描かされまして、入るところ間違ったかなと思ったりもしました(笑)

平松先生に言われてショックだったこととかありましたか?
城谷――いまでもトラウマになってることがあるんですけど、モブを描いた時に「人物のセンスねぇな」って言われて、ガーン!!とショックを受けました、それが原因で人物を上手く描けなくなった時期がありましたね。でも、平松先生のマネをしてもダメだなということが分かってきたので、違うところで勝負しないなと思いましたね。

嬉しかったことはありますか?
城谷――『妹はアメリカ人!?』の単行本を発売して、それを読んだ平松先生に「人物描くの上手くなったね」って言われて素直に嬉しかったですね。

「妹はアメリカ人!?」第1巻

「妹はアメリカ人!?」第1巻

やっとトラウマから…
城谷――はい、払拭されました(笑)

アシスタントされながらどうやってデビューされたんですか?
城谷――先輩たちがだんだんとデビューしていくのを見ていると、最初は漫画を描くつもりはなかったんですけど、自分でも描かないともったいないなと思い始めたんです。それで読み切りとかをちょこちょこ描き始めて投稿し始めたんですが、どこにも引っかからずにどうしようかなと思ってて…載せるところがないならネットで公開したらいいかなと思い、2011年頃から『妹はアメリカ人!?』をアップし始めました。

それがブレイクして単行本化されたんですよね!でも『妹はアメリカ人!?』の設定はどこからきたんですか?
城谷――無いものを探したんですよ。いわゆる妹ものというジャンルがあるんですが、その中で無い設定を探そうと、それでたどり着いたのがアメリカ人の妹ってないなと。

憧れというか、いいですよね金髪のアメリカ人でしかも妹。
城谷――ありがとうございます。でも、アメリカ人に設定したばかりに言葉の壁が出てきたんです。当初の英語と日本語で言葉が通じないというのは面白いんですけど、しんどいし面倒臭い(笑)

あっ、そう言えばそうですね。
城谷――漫画だからといって、最初から言葉が通じるのもおかしいし、言葉が通じない設定を引きずるとストーリーが進まないんですよ。

しゃべれないと意思の疎通ができないですもんね。
城谷――そうなんですよ。最初のインパクトとしては面白いんですけど、それは話が動かなくなるので前半で無理やり日本語を覚えさせました(笑)

あともうひとつcomicoの方で連載されている『第3艦橋より』は縦にスクロールして読んでいく漫画で、見開きがつかえないなど今までの漫画と表現方法が異なりますが、そのあたりで苦労はありますか?
城谷――いろいろ実験しながらやってる感じですね。とりあえず、近藤さんが言われたように見開きが使えないということは広い空間も表現しにくいんですよ。縦長は難しいですね。コマ割りもないようなもんなんで。でも今までの漫画では無理だった表現ができたりするので楽しくもあります。

comicoで連載中「第3艦橋より」

comicoで連載中「第3艦橋より」


ビックリすると思うので、1度どんなものか『第3艦橋より』は読んでみて欲しいです。 先生が漫画を描くときのこだわりなどありましたら教えて下さい。
城谷――漫画には意味の無いコマはないんだよって、これは平松先生から教わったんですけど、何気なく漫画読んでると空白のコマがあったりするじゃないですか、そういうのを出さないように意識して描いてますね。

影響受けた作品はありましたか?
城谷――いっぱいありすぎますね(笑)萩原一至先生の『バスタード』がかなり影響受けましたね、いまだに読んで教科書にしてるくらいですね。 押山雄一先生の『暴れ花組』もめちゃくちゃ読んでましたね。 轟さんが好きでした。

城谷先生は少し前に同人も描いてたことがあると聞いたんですが?
城谷――よくご存じですね(笑)でも、結局2回くらい描いてやめちゃったんですけど、あれっ、なんでやめちゃったんだろ?

僕も去年末に初めてコミケにいったんですけど凄い人の多さでビックリしました。あとプロの漫画家さんが大勢参加されているのにもビックリしました。
城谷――同人誌は好きなものを描けるから楽しいからじゃないですかね。雑誌に描くとなるとなかなか描きたい漫画が描けないので。

師匠である平松先生は同人誌とか描いたことないですよね?
城谷――ん~、たしか・・・。無いはずですね。好きに描いたらどんな漫画になるんだろう?あっ、今でも好きに描いてるか(笑)

純粋にエロ漫画とかですかね。
城谷――先生はエッチな方向に対して恥ずかしがり屋なんで、本気で自分のエロい妄想を描いてくださいって言ったら描かないかも。『どす恋ジゴロ』もキザなエロで、シリアスなエロシーンもギャグとかでごまかしちゃうので、意外とそっち方面は弱いとおもうんですよね(笑)

平松先生のエロ漫画を見てみたいですね(笑)
城谷――見てみたいですね(笑)

最後に城谷先生にとって「漫画」ってなんですか?
城谷――ひとことで言うと「エンターテイメント」ですね。いろんな漫画があると思うんですけど、楽しめる作品を描きたいなと思ってます。人生のバイブルになるような偉大な漫画もあるんですけど、もっとくだらなくてもいいとおもうんですよ。それがエンターテイメントになっているならどんな形態であってもいいと思うので。

単行本の宣伝を『妹はアメリカ人!?』の1巻の帯は平松伸二先生、2巻はなんと寺沢武一先生のコブラが帯になってるんですよね。
城谷――平松先生には単行本が出る、というか自分が出すなら平松先生に帯をというのがあったので、夢がかなって良かったです。寺沢先生も憧れの先生なので嬉しいですね。

その城谷先生の絵柄と違う2大巨匠が帯に出てるのが凄く話題になってたりしてますよね。
城谷――狙ってやったわけでは無いのですが、本当にありがたいです。

単行本だけのお楽しみがあるんですよね。
城谷――巻末に単行本だけのオマケ話を、1巻では裸裸裸で、2巻でもありますのでお楽しみにしてください。

今日はありがとうございました。
城谷――こちらこそありがとうございました。『妹はアメリカ人!?』2巻9月26日発売しましたのでよろしくお願いします。


【関連リンク】
城谷間間 twitter
comico『第3艦橋より』
赤鮫が行く!!

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