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ガウディ×井上雄彦–シンクロする創造の源泉–

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7月12日(土) から9月7日(日) 森アーツセンターギャラリー にて開催中の「特別展 ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉–」の内覧会にMangaStyle編集部も参加してきました。

本展示会は「2013‐2014日本スペイン交流400周年」を記念する特別文化事業。「SLAM DUNK」や「バガボンド」などを描いた漫画家・井上雄彦さんとスペインの建築家・ガウディという2人のアーティストによる、時空を超えたコラボレーション。会場の様子と共に井上雄彦先生のインタビューの様子をレポート致します。

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ガウディのカサミラの精巧な模型の横で井上雄彦さん、展覧会公式ナビゲイターの建築家・光嶋祐介さん、神奈川大学教授で本展覧会日本側学術監修の鳥居徳敏さんらよる報道会見が開かれました。

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▼明日から開催の展覧会についての心境を聞かれた井上さんは

「ガウディの事を表現しようとしたんですが結局一部しか表現できなくて、僕とガウディが重なる部分は此処ではないかなと思う部分だけを描いた気がします。」

▼ガウディとの出会いについて

「2011年に『pepita』という本を書く事になってガウディに興味を持ってどんどん引き込まれていきました。初めは建物のインパクトに圧倒されたんですが、その奥にあるものは何だろう?異形の建物だと思ったんですが、もっとガウディという人を見てみたいと思うようになりました。」

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▼カサミラにアトリエを構えて制作されて何を感じられたのでしょうか?

「意外と小さなことが大切でした。僕はスペインの方の骨格だったり体格だったり、後はリズムとか、人と喋るときの距離とか、すごく近いんです。人間を描くというのが僕の仕事なんで、そういうあり方をすごく意識させられました。後、光です。サクラダファミリアも光によって見え方が変わってくるんで変化を見せるんです。」

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▼先生とガウディの共通点はどんなところでしょう?

「共通点というのはおこがましいというか、そこまで思えないんだけど、一つは現場にたたないと分からないという事、ほとんどの絵はアトリエで書いたんですけど、空間の中で人がどうやって歩くかとかどういう受け取り方をするのかとか、光の当たり方とか、そういったもので見えてくるものがものすごく多いんで現場でどんどん描いていくとうのはガウディもしてきたんじゃないかなという気がしてます。」

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▼ガウディと会話しているというような感じになられましたか?

「よく迷子になってたんですけど、いつの間にかガウディが30年くらい暮らしていたアパートの前に来てたりとか、呼ばれてるなぁとか勝手にそう思ってました。」

▼このプロジェクトを通して何か心境的に変化がありましたか?

「まず和紙に描いたというのが一つあって、和紙に墨で描く時に墨を擦るという事がこれまでは大事だとは思えなかったんですけど、でも今回墨を擦るという事をやって、実践として絵を描く、実践と実践の間にある時間と言うのがものすごく大事だという事を学びました。
やっぱり心に気づくこともあるし、自分と向き合える時間にもなるし、単純な作業で余計な考えが落ちていく、そういう感じで一時間くらい墨をすると凄く良い状態になってまた絵に向かえる。
やっぱり道具というのはきちんと片付けておかないと次に使えない、そういう実践の前と後が物凄く大事だとそれも含めての仕事で、その前と後ろを大事にしていくと実践が特別な事じゃなくなってずっと繋がってくるというか、波をつくらないというか、実践時に妙にハイな気分になったりする必要はない、そういうかんじを今回学ぶことが出来た、こういう機会をもらえて本当に良かったと思います。」


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展覧会は3章で構成され、第1章ではガウディの子供時代とバルセロナでの学生期、卒業後まだ建築家として無名の頃のガウディを、関連資料でたどるとともに、その世界観を井上さんが描き表現します。見所は井上さん自身も制作に参加された高さ3.3m、幅10.7mの「平成長尺大紙」といわれる手漉き和紙に描かれた巨大な絵。和紙を制作した井上さん自身「これで描くのは今は考えたくないけど」と洩らすほどの巨大な大きさの和紙にどのような絵が表現されているのか、是非会場で体験されて下さい。

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【開催情報】

『特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-』Takehiko Inoue Interprets Gaudi’s Universe

会期:2014年7月12日(土)~9月7日(日)※会期中無休
開館時間:午前10時~午後8時(最終入場午後7時半)
会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ 森タワー 52F)
住所:東京都港区六本木6-10-1

アクセスマップ:http://www.roppongihills.com/facilities/access/
公式HP:http://www.gaudinoue.com/

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