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亜桜まる-プロフィール画像

「亜桜まる」プロフィール

漫画家

代表作に『090えこといっしょ。』『だぶるじぇい』『のうりん(漫画版)』など
Twitter:https://twitter.com/asakuramaru
ブログ:ヘタレマノレ

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    1位プラモ狂四郎:やまと虹一

    ■先生のコメント
    自分の作ったプラモデルが実際に動いて戦うという憧れを叶えてくれる漫画です。
    おもちゃ屋で買ってきたプラモを組み立て、お店の2階にあるシミュレーターを使い仮想空間で戦わせることができます。
    この漫画はプラモを作る段階で自分で盛り込んだオリジナルの改造や作り込みがそのまま反映されるという部分がすごく魅力的です。
    稼働部位のパーツを変更して稼働領域を広げるといった工夫で戦いに勝利したりする等、熱いです。
    ゲーム内で破損した部分は実際に反映され壊されるので、読んでいた当時、子供ごころにこれじゃお小遣いがいくらあっても足りないなと思ったりしました。
    ロボットだけでなく戦車や戦闘機も出てきます。
    通して3回は読み返しています。


    ■紹介
    プラモシミュレーションのチャンピオン!!狂四郎とライバルたちがプラモ作りで腕を競う。プラモスーパーアクション漫画!!


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    1位寄生獣:岩明均

    ■先生のコメント
    大人しく真面目で平凡な高校生である主人公、泉新一君はある日、宇宙から来た寄生生物ミギーに体を乗っ取られそうになります。
    が、なんとか難を逃れ、寄生生物と一緒に共存していく事になりました。
    ある日、新一君は公園で死にかけている子犬を見つけ、抱き抱えます。
    優しい新一君の腕の中で息絶えた子犬を新一君はゴミ箱に捨ててしまいます。
    そして、それをとなりで見ていたヒロインにこう言います。
    「死んだ犬は犬じゃない、犬の形をした肉だ・・・」
    はじめてこの漫画を読んだとき、口角を上げながら心の中で「すごいのきちゃった、え?いいのこれ?」と叫びました。
    新一君、乗っ取られてるじゃん、とか思うのですがこの後、他の寄生生物とは敵対し人間側について戦っていきます。
    つまり寄生された新一はミギー寄り、ミギーは新一寄りに混じりあった事で子犬が死んだら悲しいという事を感覚ではなく知識として持っているというなんとも曖昧な状態読んでいてこの、白だか黒だかわからない感覚、ああ、こんな事漫画で表現しちゃうんだって思いました。
    岩明先生の作品はデビューの読み切り作品(短編集骨の音収録)からすべて読みました。
    最初に思った印象が静と動を巧みに使い分けた画風の人だという事です。
    特にこの寄生獣はそれが強く出ていて、画面構成に止め絵や引きの絵、動きのない絵が多いです。
    一般的に少年漫画は顔のアップやぶちぬき、アングル等を凝って躍動感を強く出した動の画風青年漫画は対象的に背景が多く、キャラ絵はロングの構図が多い落ち着いた画面構成を主とする静とされる事が主流です。
    ドラゴンボールやワンピースに対する課長島耕作やカバチタレといった作品がそれだと思います。
    寄生獣は静の表現を主としているにもかかわらず、対象的な動の印象を強く表現していると思います。
    画面にはロングの構図や空白が多めで落ち着いた画面構成になっていますが、受ける印象は静の持つ漫画の持ち味のそれとは対象的です。
    落ち着いた画面の雰囲気が却って緊張感を出し常に何が起こるかわからないスリルがありなんだかすごく危ない魅力を持った漫画、という印象で今までに5回は読み返しました。


    ■紹介
    シンイチ…『悪魔』というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物。高校生・新一と、彼の右手に誤って寄生したミギーは互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物との戦いを始めた。


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    1位教科書にないッ!:岡田和人

    ■先生のコメント
    えっちなギャグ漫画です。表向きは。
    この作品はスケベな高校教師である主人公が教え子である悪戯好きなかわいい女子高生に毎回振り回され、アパートに勝手に同棲までされるという内容の作品です。
    主人公の大楽と街中で偶然知り合い、興味を持ったヒロインの綾は大楽の高校に転校、教え子となりえっちな悪戯などをしていじめます。
    スタイルがよく美人な綾に大楽は誘惑されますが、綾は暴力団の組長の娘なので手を出したら殺されます(笑)
    これだけでも充分楽しい漫画なのですがこの漫画の主軸となっている魅力的な部分はキャラの人間的な魅力です。
    決めるときは決める、切り替えがしっかりしてる人間はやはり魅力的です。
    えろい時はえろい、真面目な時は真面目。このギャップに人は皆やられます。
    先に述べたただのスケベな一介の高校教師である主人公大楽は自分を困らせてくる綾を助ける事に何のメリットも無いのに綾に危険が迫ると、無自覚にその身を犠牲にして守ります。 ヒロインの綾は表向きはとても真面目で清楚、組長の娘という重い運命を受け入れ、背負っている少し影のある子なのですが、大楽の前でだけは子供っぽい悪戯好きな女子校生になります。
    メインの2人のこのキャラがとても好きです。
    大楽の隠れたいい部分に惹かれた綾が好きな人にだけ見せる素顔がとても魅力的でかわいいのです。
    自己犠牲は人間の魅力のひとつだと思います。自分は大好物なんですがこれは巧く表現できないとなんとも陳腐な印象しか受けません。
    この作品はえっちな漫画のおなじみの設定をアンチテーゼにしてそれを表現する土台を形成していると思います。
    えっちな漫画で嬉しいご褒美→女の子のために体を張る主人公で嬉しいご褒美、というご褒美に次ぐご褒美で読んでいるとなんとも幸せな気分にさせてくれます。
    (この漫画のアンチの例:例えばスポーツ漫画等はスポーツ部分で苦しい努力や勝敗の苦しみ→インターバルで恋愛模様という展開があるのでご褒美→頑張り→ご褒美といった感じ。これはこれで間の努力もいいスパイスでもあります。)
    通して8回は読み返しています。


    ■紹介
    高校教師・大楽はヤクザの娘・白樺綾に惚れられて、押しかけ同棲生活に突入!! 傑作、同棲コメディー!!


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    1位谷仮面:柴田ヨクサル

    ■先生のコメント
    普段から常に仮面をつけている高校生、谷が主人公のギャグ恋愛アクション漫画。
    主人公の谷が無敵です。肉体的にも精神的にもとにかく無敵なんですが間違った方向にそれが発揮されるためいつもおかしな展開になります。
    この漫画は最高なんですが、何が最高なのかを他人に伝えるのが難しく、昔から布教するのに四苦八苦しています。
    愛のある言い方で最高に笑えるバカな漫画です。
    画面はコマが大きく、文字も大きく、本のサイズまで大きく、躍動感があるというかありすぎて何でもない日常の事でもバカバカしい程大袈裟に表現されてて笑えるし、とにかく全てが規格外です。
    この漫画の担当編集さんが昔、自分の担当さんだったのでお話を聞いたのですが台詞の写植の大きさが特別仕様だったようで、そんなとこまで規格外なのかと笑いながら走り出してしまいました。
    恋愛展開も最初からあるのですが感性がすごすぎてとりあえずそこだけ普通に受けそうな展開を盛り込んでいるのが却って滑稽に思えて面白いそんな漫画です。
    ギャグの切れ味がとてもよく、ダウンタウンの松ちゃんの笑いのとり方に近いです。
    「じぞうじゃねーか!」とか「なんだ?無視だ」等、短いフレーズで爆笑します。
    後半の巻に進むと不良高統一という話になり、格闘技を本格的に取り入れたバトル漫画になります。
    元々壁が粉々に砕けたり技の動きに拘ってたりとアクションシーンが上手い作風な上谷君はとにかく無敵の男で、敵をすべて轢き殺すので気持ちいいです(笑)
    強さの値が主人公だけ最初から最大値に設定されたゲームのようです。
    周りがインフレとかしても全然追いつきません。
    主人公の谷とヒロインのリホコのかなりピュアな恋愛模様を描いているのでオススメする時はそこを伝えようとするのですが、真正面からぶつかりすぎてたり、なんかやはりズレていたりしていて結局説明の段階では「恋愛はしてる・・・多分」となってしまいます。
    10回は読み返しています。


    ■紹介
    谷はごくフツーの高校生。ただ一つ、仮面を付けている事を除いては…。「エアマスター」の原点が今、甦る──圧倒的な存在感、そのパワー!!柴田ヨクサル衝撃のデビュー作


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    1位ねじ式(つげ義春先生の作品全般):つげ義春

    ■先生のコメント
    兄姉の影響か、子供の頃から青年漫画の方が好きな傾向にありそのまま大人になっても買っている雑誌は青年漫画誌の方が多かった自分ですが最終的にたどり着いたのがこの作品です。
    文字や言葉で他人にこれの良さを伝えることは不可能です。
    それどころか伝えようとして内容のポイントをまとめるとその都度それは変化します。
    ある時はこう評価していた、その内容が数年たつとまったく違ったものになったりします。
    漫画を読んで心動かされるのはそこに描かれた内容が面白いと感じるからだと思いますしそれは並んだ文字や絵の羅列が読み手の心を掴み、胸躍る内容だからだと思います。
    しかしこの作品は何の絵かよくわからない、書いてある台詞も意味がわからない。
    実際読んでいる瞬間面白いと感じているわけでもないのに、一度見たら忘れられないなんとも言えない印象が刻まれます。
    そしてそれが驚く程中毒性を持っていて何度も読みたくなってしまいます。
    なんだか説明できないものでこれほどはまる自分てなんなんだろうと思ってしまいます。
    「寝ている時にみる夢」というイメージが全体から受ける印象ですが例えば自分が見た夢を他人に伝えたとき、伝えきれない部分があってでもそれは言葉で言えない感覚的なものなので仕方ないなんていう事が誰しもあると思いますがそれを漫画にして作ったらこんな感じというようなものです。
    まるで、夢の中を覗いたような・・・
    それが自分的な分析なんですが、しかし後になって作者であるつげ先生ともお知り合いであるとある漫画評論家の方が本で「あの漫画はすべて計算して作られたもの」
    と書いていたのを読んでまた謎が深まってしまいました。
    なんだかんだでこの作品も数え切れないくらい読み返しています。


    ■紹介
    誰もが経験したことがあるような悪夢の世界を再現し、コミック界に金字塔を打ち立てた「ねじ式」をはじめ、作者の代表作ばかりを集めた短編集。


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