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「武蔵野線の姉妹」「邪神ちゃんドロップキック」「宇宙ファラオ☆パトラちゃん」

思わずジャケ買い!邪神ちゃんドロップキック

思わずジャケ買い!邪神ちゃんドロップキック

表紙を見てもらえば異様な漫画だというのはわかると思います。 じっさい僕も表紙を見て『邪神ちゃんドロップキック』を手に取り購入しました。 いわゆるジャケ買い。 でもそれは大当たりでした。 作者の‘ユキヲ’先生は映画化もされた『武蔵野線の姉妹』の作者でもあったんです。 さて、そんなユキヲ先生に赤鮫が噛みつきますよ!!

今日はよろしくお願いします。 早速ですが現在Webの「COMICメテオ」で連載中、6月12日に2巻が発売された『邪神ちゃんドロップキック』のお話を聞きたいのですが、なぜ邪神ちゃんの姿は下半身がヘビのラミアを選ばれたんでしょうか?
ユキヲ――嘘のような本当の話なんですが、神のお告げのようにパッと 脳内にあの姿が浮かびました(笑)

直感的なものだったんですね(笑) でも、『邪神ちゃんドロップキック』も単行本は話題になってるし、そのお告げは正解だったんじゃないですか?
ユキヲ――いや~、どうでしょうね、これからが頑張りどころかなと思ってます。

ゆりねの邪神ちゃんに対するお仕置きのアイデアは、何をもとに考えたりアイデアを出したりしているのでしょうか?
ユキヲ――ホラー映画の惨殺シーンなどからヒントを得ています。 『13日の金曜日』でジェイソンにみんな殺されて行くじゃないですか、そんなのとか(笑)

キャメルクラッチが目印の「邪神ちゃんドロップキック1巻」

キャメルクラッチが目印の「邪神ちゃんドロップキック1巻」

たしかにチェーンソーもよく出てきますよね(笑) タイトルにもプロレスの技名が入っていて、『邪神ちゃんドロップキック』の1巻の表紙がキャメルクラッチで、2巻はアルゼンチンバックブリーカーで、このタッチの絵でプロレス技を仕掛けているのは珍しいですし、他の作品にもプロレス技が出てくるのですが、愚問かもしれませんが、プロレスはお好きでしょうか?
ユキヲ――はい、とっても好きです。 最近は地上波放送が減ってさみしいです……。

今は週に30分ぐらいですもんね。 ユキヲ先生は全日、新日どっちが好きでしょうか?
ユキヲ――どちらかと言うと新日です。

今の新日盛り上がってますよね。 棚橋、中邑、オカダとか選手が揃ってますし、僕も新日派なのですがあそこまで大きくなると応援しなくてもいいかなと思っちゃって、今はノアの丸藤正道選手や全日本プロレスの鈴木鼓太郎選手を応援してまし…、はっ、すいません、興奮してしまいました。 先生の1番好きな選手は誰でしょうか?
ユキヲ――新日でも全日でもないうえに女性ですけどブル中野選手です。

おおっ、わかります! ブル中野選手は凄かったですよね。
ユキヲ――金網の最上段からのギロチンドロップにはシビれました。

あの時はアジャコングにバイソン木村、井上京子と選手も揃ってたし、熱かったですよね!
ユキヲ――ラスカチョとか長谷川咲恵、デビーマレンコとか。

あの時は全女の良い時代でしたね。 あの~、お願いがあるんですが、作中で邪神ちゃんに丸藤正道選手の不知火か鈴木鼓太郎選手のブルーディスティニーをかけて欲しいです。 お願いします。
ユキヲ――ゆりねのお仕置きネタがなくなったら出しますね(笑)

ありがとうございます。よろしくお願いします。 先生とはプロレスの話をもっとしてたいんですが、そう言うわけにもいかないので(笑) これはちょっと気になったんですが、ゆりねのバイト先が「姫武者」だったり、パンドラが出て来たり『武蔵野線の姉妹』と同じ世界観なのですが、ラン姉さんは宇宙から帰ってくるのでしょうか?
ユキヲ――帰ってきます!!

おおっ!作中で電話越しにパンドラと話してたし凄く気になってたんです(笑) 世界観が繋がってるスターシステムは僕的には好きなんです。うわー、楽しみだな。
ユキヲ――『邪神ちゃんドロップキック』の2巻(※注)には、『武蔵野線の姉妹』のランと邪神ちゃんが対決するクロスオーバーの8ページ漫画もついていますよ。
(※注)2巻の初回出荷分限定。
2巻の初回出荷分には「邪神ちゃんドロップキック」と「武蔵野線の姉妹」の描き下ろしコラボマンガ小冊子を封入

2巻の初回出荷分には「邪神ちゃんドロップキック」と「武蔵野線の姉妹」の描き下ろしコラボマンガ小冊子を封入


ここからは基本的な質問になるんですが、いつ頃から絵を描いてましたか?
ユキヲ――物心が付く前から描いていて、小学生の時は絵ばっかり描いてましたね。

その頃はどんな絵を描いてましたか?
ユキヲ――SDガンダムのイラストをよく描いていました。 ただガンダムよりも人物のイラストを描く方が好きで、特にハマーンやミネバなど敵方のキャラクターを好んで描いていました。

ハマーンとミネバですか! また全くタイプの違う女性ですね、先生の好みだったんですか?
ユキヲ――小学生の頃ですからそんなわけではなかったんですけど、なんとなくです(笑)

中高のときはどんな学生時代でしたか?
ユキヲ――その時は絵を描くことよりも放課後は毎日ゲーセンでゲーム漬けの毎日でした。 ちょうど格闘ゲームが流行ってて、『バーチャファイター2』にはドハマりしてました。

あの当時は格ゲーも熱かったですもんね、僕は『鉄拳2』にハマってました。影響受けた漫画や漫画家先生はいらっしゃいますか?
ユキヲ――「りぼん」に連載されててドラマ化もされた岡田あーみん先生の『お父さんは心配症』にはずいぶん影響を受けましたね。

お父さんがハチャメチャな「りぼん」には珍しいギャグマンガですね、先生のギャグにも影響を与えてるのかもしれないですね。 そう言った影響も受けつつ、いつ頃から本気で漫画家を目指しはじめましたか?
ユキヲ――恥ずかしい話、実は1年前なんです(笑)

えっ! でもユキヲ先生はもっと前から漫画を描かれてましたよね?
ユキヲ――もちろんそれまでも漫画を描いてはいましたが、失礼な話、それまでは「漫画家」という職業に対しての覚悟や考えが非常に甘かったので……。 本当の漫画家と言えるような漫画家を目指したいと思ったのは1年前ということです。 その頃は漫画の連載を3本、ライトノベルのイラストの仕事を平行して2本やっていて、考えなければいけないことが色々と重なったということが大きいです。 要は単純に仕事が忙しかったということではあるのですが、そんな中で自分はなんなのか、どうありたいのかという価値観が変わって、漫画家という職業をより強く意識するようになりました。

価値観と言うと、何の為に漫画を描かれてたのかと言うことですか? たとえば、それまでは自分の為に漫画を描かれていたけど、その辺りからは読者に楽しんでもらえるためにとかですか?
ユキヲ――そうですね、そう言うのをちゃんとと言えばおかしいけど、しっかり意識を持つようになりました。

先生が最初にデビューしたきっかけなど教えて頂きたいのですが。
ユキヲ――実は投稿とかしたことがなくて、商業誌にデビューのきっかけは同人誌の即売会で編集さんに声をかけられたのが最初で、そこからトントン拍子に進んで今にいたる感じですね。 だからこそその感覚が抜けずに引きずっていたのかもしれないです。

いままで編集さんに言われてショックだったこと、嬉しかったことはありますか?
ユキヲ――う~ん、嬉しかったことは沢山あるんですが、ショックだったとですか~? 特に思い当たらないですね(笑) 嬉しかったことと言うか感謝してるんですけど、今の編集さんも僕のモチベーションが下がらないように常に気を遣ってくれるんです。 本当にありがたいです。
ユキヲ先生の代表作「武蔵野線の姉妹」

ユキヲ先生の代表作「武蔵野線の姉妹」


漫画家になって良かったこと、悪かったことはなんでしょうか?
ユキヲ――良かったことだらけですね。 普通の会社員だったらかけてもらえないような言葉をかけてもらえることですね。 例えば「ファンです」とか「応援してます」とか、面白い作品を描こうというモチベーションにもつながるし嬉しいですね。 悪かったことは生活が不規則になって不健康になるところです。 やはり机に向かって座りっぱなしになるので身体を動かすことがあまり出来ないのと、時間もどうしても深夜や早朝まで起きてたりすることがあるので、そういう面が悪かったことになるんですかね。

ユキヲ先生が漫画を描くためのこだわりなどありましたら教えて下さい。
ユキヲ――漫画って楽しむもんだと思うんです。 だから何も考えなくても頭を空っぽにして読めるくだらない漫画を描くことですね。

『邪神ちゃんドロップキック』は確かに良い意味でくだらないんですよね、邪神ちゃんが懲りずに何度も何度もゆりねを殺そうとしたり(笑) その度にお仕置きされる。本当に面白いです。
ユキヲ――ありがとうございます(笑) あと、キャラをかわいく描くことですね。どんな姿になってもなるべくかわいく見えるように気をつけて描いてます。

確かに! 邪神ちゃんが‘どんな’姿になってもかわいくみえますもんね(笑) 先生の作品はフリフリの衣装が多いのですが、やはり先生の好みでしょうか?
ユキヲ――はい(笑) もともとロリィタ服が好きなのでほとんどの作品に描いてます。 絵にしたときにあのフリフリが映えるっていうのもあります。

でもロリィタ服を描くのは大変ではないですか?
ユキヲ――そうですね~、普通の服に比べたら面倒くさいです(笑) でも、好きなので苦にはならないですし、カラーなどの時も楽しんで描いてますよ。
ロリィタ服のためなら苦にならないユキヲ先生

ロリィタ服のためなら苦にならないユキヲ先生


先生の作品はカバー裏や巻末やそれ意外にも様々なオマケが沢山あるので単行本を読むのが凄く楽しみですが、そのあたりも先生のこだわりなんでしょうか?
ユキヲ――「邪神ちゃん」の連載分は基本webで全部読めちゃうので単行本を買って下さった方が「買ってよかった」と思って頂けるようにオマケ要素を増やしてます。 今後もいろいろ描き下ろしをして楽しんでもらえるようにしたいです。

ペンが進まないスランプ時等はどうやって打開してきましたか?
ユキヲ――永遠に考える時間があったら思いつくまで放置するのですが(笑) 締切があるので無理やりにでも机に向かって作業をしてるうちになんとかなってます。

今までに挫折や絶望などありましたか。
ユキヲ――締め切りごとに絶望しまくってます(笑)

先生にとって漫画とはなんですか?
ユキヲ――自分が自分であるためのモノ。 自我を保つのに必要なモノ。

最後に漫画家になりたいひと、夢を追いかけてる人にメッセージをお願いします。
ユキヲ――時間のあるうちに色々なモノを見たり経験をして知識を増やしておけば夢を叶える際に必ず役に立つと思います。 自分はそれが足りず苦しんでいるので(笑)

お時間取っていただきましてありがとうございました。
ユキヲ――こちらこそありがとうございました! 楽しかったです。

(インタビュー・執筆/赤鮫が行く‼︎近藤哲也)

【ユキヲ先生情報】
・ユキヲ先生公式HP
http://yukiwo.com/
・「COMICメテオ」にて『邪神ちゃんドロップキック』を読むことができます。
http://comic-meteor.jp/
・6月12日に『邪神ちゃんドロップキック』2巻発売。
・6月2日発売のまんがホーム7月号にて、『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』がスタート。

【関連リンク】
赤鮫が行く‼︎
http://ameblo.jp/red-shark1973/

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